ドラえもんの身体の必要性について考える

ドラえもんを開発しています。
ドラβの開発にあたり、ドラえもんがほしいという仲間が欲しく、Slackのコミュニティを開設しました。
次世代の子供たちに夢を与えたいというきっかけで、壮大な趣味としてドラえもん開発を始めたため、会費はいただいておりません。
コミュニティでは、ドラえもん作製に関わるテーマで毎日投稿しています。
理系の方もそうでない方もいらっしゃいますので、ドラえもんがほしい皆様はどうぞお気軽にご参加ください。一緒にドラえもん作りましょう。

さて、これまで、ドラえもんは、心を持ったロボットであることが際立った特徴であり、ドラえもんの手足など、ハードウェアの開発の優先度は低いと考えてきました。

今回は、これまでの知見をさらに深め、ドラえもんβがよりドラえもんらしくなるよう、人工生命の視点から考えていきます。

岡端起さん著『ALIFE|人工生命』によると、人工生命とは、「人工的に作られた生物のような生命」としています。

今ある人工生命の例として、お掃除ロボットのルンバなどが挙げられるでしょう。

ルンバは、iRobot社創設者のロドニー・ブルックスさんらによって開発されました。

ブルックスさんは、ルンバの実現に利用されるサブサンプション・アーキテクチャという手法を提案しています。
この手法が提案されるまで「脳が身体を制御する」という考えが主流だったようです。
つまり1980年代当時「ロボットのカメラ画像を解析し、部屋の地図を作り、障害物を検知し、目的地までの経路を決定してから行動する」この精度を完璧にすれば動く、という考えのもとロボット開発が行われていたようです。
しかし、当時、実際には、障害物を避けてスタートからゴールまで到達できるロボットはできていなかったとのことです。

ルンバは、我が家でも活躍していますが、
ルンバは、明らかに、ランダムに動きながら、障害物を回避し、お掃除を完了しています。初めに動き方の地図を作ってから、お掃除を開始しているのではありません。

「脳が身体を制御する」に対して、このアプローチは「脳と身体は相互作用する」と言えそうです。

これに従うと、ドラえもんにおいても、同じことが言えそうです。
以前投稿した記事『ドラえもんの手足はドラえもんの本質か?』では、ドラえもんの手足はドラえもんの本質でない、という立場を取っていました。
しかし、ドラえもんが心を持ったロボットであることが際立った特徴であることは間違いないと信じている一方、ドラえもんの身体が、ドラえもんの脳や心に作用するのであれば、ドラえもんに手足など身体を持たせる必要があります

以前、目、耳、鼻、口、皮膚など、五感の入力から脳が意識上に世界を作り上げ、その世界の中で人は行動を決定するという仮説を紹介しました。
この仮説や今回のルンバの例を見ても、やはり、ドラえもんの特徴や本質が心(ソフト)とは言え、ハードの身体が必要ないというわけでなく、むしろハード・ソフト両面を同時進行で作製していく必要がありそうと考えています。

以前の記事でも紹介しましたが、目や耳の機能は、保有しているHololensで代替できそうかと考えています。
が、五感を同時搭載するために良い方法があれば、コメントなどでご教授いただくか、Slackコミュニティでアイディアいただければと思います。

本日はここまで。ありがとうございました。

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