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身の回りにある本物の資源をどう活用するか?そろそろ新しい社会へ踏み出しませんか?

先月に引き続き、2020年1月20日に多世代交流型「Kotoba Kitchen」を開催しました。先月の開催については、下記をご覧ください。

開催会場は、飲食営業許可のある施設ではなく、環境学習や活動のための公共施設。なので飲食提供を行うことはできません。そこで、こどもとおとなとが料理教室のように、事前にメニュー(野菜を使った料理をメインに)を決めて料理をつくりながら、豊かな食を一緒に楽もう!というアプローチにしています。

こだわりポイント:野菜のもつ生命力を引き出す

今回のお野菜は、美味しく食べて、環境にも人にも優しい、農薬・化学肥料に頼らない農業をされている小林ファームさんからのキャベツ。小林ファームでは自然由来のもので、豊かな土壌をつくり、元気なお野菜を育てています。

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京都起業家コワーキングオフィス Collabo Earth E9で出会った滋賀県の農家をつなげたい「さわちゃん」から分けていただきました。以下さわちゃんからのコメントです。

小林さんのお野菜を食べると「力強い!」と 感じます。 きっとその理由は、小林さんの畑には自然の力が集まっているからです。

今回も素材を味わう時間でキャベツをそのままで食べてみました。甘みがぜんぜん違いましたし、葉もぎっしりと詰まっていました。

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小林ファームの畑をみると雑草が生えていたり、虫がいたりします。
そんな中で、ちゃんと野菜が育つのだろうか?と心配になるのですが、小林ファームでは、本当にキレイな野菜が収穫できるのです。
なぜでしょう?それは野菜にも「免疫」という力があるから。小林さんは、野菜の生命力を引き出して、美味しいお野菜を育てています。
そして、それが人にも環境にも優しくということにつながっていくのです。

野菜づくりとは、野菜のもつ生命力を引き出す、野菜に合う土壌や環境を整え、きちんと手をいれて育てること。それは、子育てや教育分野でも言えることですね。

そもそも料理教室をしたいわけではない

で、ふと思ったわけです。料理教室のような形で「Kotoba Kitchen」を継続してよいのだろうかと。もちろん、たくさんの大人たちが関わりがあることで、身の回りにはたくさんの頼れる人たちがいることを実感できる機会になります。また、豊かな食という点からも、素材にこだわり、子どもたちと素材を味わいながら料理をしてみることで、自分たちの身体になる大事な食を満たすこともできます。

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でも、それは、農家、企業や店舗など、こだわりや大事にされていることを具現化している人たちが身の回りにいるから成り立つこと。調理施設が周りになくても、住み開きや店開きをして、自分の家や店舗のキッチンで開催することもできます。

だから、希望格差をなくすため、次の社会へ踏み出すためのベースを築くためのアクションであることが大事だと考えています。だから自分たちでこのような豊かな食を築くためにもっと手を入れ、手を取り合っていく必要があるのです。

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そのために、どんなことが必要になりそうかは、まだモヤモヤとしていますが、それは、あるエコシステムであり、新しい社会(コミュニティ)を構築することだろうと思うのです。

一人ひとりの感覚や感性を大切にすること

一人ひとりが豊かさを実感できる社会とは、一人ひとりが創造性を発揮し、お互いが認め合える社会だと思っています。自分たちの日々の営みがきちんと評価されている状態になっていること。自分が良い!美味しい!大事!ということがきちんと尊重され、そのことをお互いに共有でき、自分たちなりの社会を築いていけること。多世代交流型こども食堂の「Kotoba Kitchen」は一人ひとりの美味しい!大事!をことばと行動にして取り組みたいと思っています。

※最後まで読んでいただきありがとうございます。
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