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オンラインは、社会に開かれた学び、主体的で、対話的な深い学びを実現できるのか?

新型コロナウイルス感染拡大が、2月27日に政府より日本全国の小中高の一斉臨時休校要請から、4月7日に緊急事態宣言、1都6府県に約1カ月事態宣言による新学期も臨時休校の継続となり、不安と閉塞感がつのるなか、

新しい教育、学びを提案していこうと「まちのきょういく委員会」では
「みんなのオンライン教室(仮)」を4月13日からスタートしました。

みんなのオンライン教室では、みんなの意志でつくりあげるオンライン上の学び場。多様な人たちが先生を務める「オンライン授業」、こどもたちが主体性を深めるための「みんなでチャレンジタイム」、このふたつを軸に時間割をつくっています。

オンライン授業で多種多様な価値観にふれる

小学生と中学生は、基本学校と家庭、もしくは地域の塾や習い事を行き来する子どもがほとんど。自分の親や学校の先生以外の大人に出会い、話す機会ってほんとうに少ない。ネットにつながる端末があれば、オンライン授業って「どこでも・誰でも・誰とでも」が実現できる便利ツール。普段の教室が、「どこでも○○〜」のようにあらゆる世界とアクセスできるようになるというのは本当に魅力的。

また、自分の住む場所以外の異年齢の仲間をみつけることができるのだからその利点をおおいに活用をしないと本当にもったいないと思うのです。

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子どもたちの自主的な活動が創造されるチャレンジタイム

3月の春休み期間までの一斉休校の際は、オンライン授業をメインに行っていましたが、授業のあとも子どもたちがそのままに残り、ホワイトボードを機能をつかって、遊んだり、おしゃべりしたり、さらには小学生自身も授業をおこなうというものすごい出来事が起こりました。

そこで、新学期からは朝の会から夕方の会(終わりの会)の時間帯をつなぎっぱなしにして、普段できないようなことや、みんなでやってみたいことを取り組めるような時間にしました。

そこにクイズ大会をするとか、宿題をみる時間とか、大人としては子どもに何かをさせてようとして、いろいろと考えて取り組みがちなのですが、今回は、子どもたちの主体性に任せる、委ねることを大事にして「まち」の姿勢でいることにしました。

もちろん、話をふったり、こういうことってどう思う?なんてことは大人から投げかけたりしますが、自分たちがやりたいと動きだすタイミングを能動的に待つ。一緒に楽しみながら過ごす感じですね。

1週間ほど経過して、ではどんなことが起こったかというと、
□ Zoomの機能をこどもたち同士が教え合う
□ ホワイトボード機能を使って遊び始める
□「オンライン鬼ごっこ」「オンラインかくれんぼ」という新しい遊びをうみだす
□ ランチタイムにみんなでお昼を食べる
□ バーチャル背景機能を使ってオンライン花見
□ クイズ形式の授業に触発されたこどもたちが自らクイズをつくって出題し始める
□ 授業が終わってもそのまま残ってワークを続ける子がいた
□ 上級者が初級者に向けレクチャーしようという意識が芽生える
□ 高学年4名が自分たちの「係」を自主的に決定
□ 時間外(早朝)に集まり「係」について話し合う
□ ホストのサポート的な動きを始める子も出てくる
□ オンライン上で王様ゲームが始まる
という感じです。

子どもたちの創造力はものすごい!!一方でオンライン授業にアクセスしにくい家庭も

オンライン授業では、本当に学力だけではない様々な自分の可能性や世界に気づける時間となり、子どもたちの人と関わっていく姿勢は本当にすごいと感心するなかで、なかなかネット環境や端末機器が充分に用意できないであったり、新学期からの不安をどうしようか悩み続けている保護者の方もいらっしゃいます。

「まちのきょういく委員会」では、そんな皆さんの声や意見を聴きながら、ワンチームとして取り組んでいきたい。そして、今こそ新しい教育、今までの学びのあり方をアップデートしていくことができると思っています。

オンラインでの懇談会や無料1日体験もおこなっていますので、ぜひお気軽にご参加いただければと思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございます!みんなで手をあわせてこの難局を乗り超えていきたいと思っています。

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