タイトルのまんまです。
今日、人生で初めて、知り合いに対してアセクシャルであることをカミングアウトしようと思います。オンラインだけど、場は設けられた。後戻りはできない。

何があったわけでもなく、ただ、年明けからずーっとストレスが酷くて、眠れない日々が続いている。楽しいことはあるけれど、慢性的な睡眠不足で、そろそろ趣味が楽しめなくなってきた。
眠れないと、悪い食欲が湧いて食べてしまう。食べてしまうと、体重が増える。睡眠不足だから筋トレに力が入らない。体重が増える。
1年半以上ぶりに、ひどい数字を記録した。このまま体重が減らなかったらどうしよう。こわい。また太ってしまうのだろうか。
太っている自分は、そのままいじめられていた頃の自分に、鬱っぽくてうだうだしていた頃の自分に、精神的にまいってしまったあの頃に、自分の感覚を引き戻していく。
こわい、こわい、こわい。もう嫌だ。
ストレスが溜まる。

そんな感じでストレスが溜まっているときに、いくつかセクマイのイベントがあることを知った。聞いているだけで良さそうなので、参加することにした。
前向きな気持ちで参加を決めたのに、それが引き金になってネガティブスイッチが入った。
仕事中、昏い感情が溢れ出て止まらなかった。苦しい、辛い、悲しい。どうしていいかわからない。

このところ、アセクであることで、どうにか人の役に立てないかとずっと考えていた。勉強会はどうだろう、ただ話すだけの場があってもいいかもしれない。わたしはアセクであると受け入れるまで、とても苦しんだ。
わたしのことを話すことで、苦しみが軽くなる人がいれば。

そう思いながらも、何もできなかった。
理由は簡単。わたしには、わたしを支えてくれる人がいない。何かあったとき相談できる人、守ってくれる人、助けてくれる人がいない。
そのことが、ひどく悲しくて辛くなった。
誰でもいいから聞いてくれよ、と思った。誰でもいいからぶちまけてやろうと思った。
仕事をしながら、泣きそうになった。

トイレに駆け込んで、グループLINEを送った。
「相談にのってほしい」
もう後戻りはできない。
でも、言葉にして放り投げたことで、少し気分が晴れた。
やけっぱちだ。

少し気が晴れて、そうして何を話せばいいのかを考え始めたら、またわけがわからなくなってしまった。脳内には、マジョリティへの恨みつらみと、自分がいかに辛くて悲しいか、という言葉が溢れかえっている。
何を話せばいいんだろう。わたしは何を聞いてほしいんだろう。わからない。

昨日の夜から延々と考えて、いくつか決めたことがある。それは、
・自分の気持ち、感情を優先すること。みんなそれぞれに辛い過去があるけど、「みんな苦しいよね、おんなじだね」とは絶対にしない。自分の辛さを他人と比較しない。
・自分の快適さを最優先にすること。オンラインという環境だからこそ、僅かでも居心地が悪くなるようなことはしない、させない。急に誰かの家族の声が聞こえてくる、とか。
・辛いの表現のために、他者を攻撃しない。これは本当に気をつけないと、うっかりやらかしてしまいそう。
・相手の理解を求めないこと。理解されるとは、あまり思っていない。できるだけ説明するけど、文章が読めることと、実感として理解できることは違う。それを求めてはいけない。

とにかく自分の心を安全に保つことを第一目標にしよう。全部話せないかもしれないけど、無理だったら途中でやめよう。せっかく時間を割いてくれたのに、とか、他者本意で話すことを決めるのはよそうと思う。

さて、それでは何を話すのか。

まずは軽くジャブを入れるために、セクマイについてのそれぞれの見解を聞いてみよう。SOGIについても。
そのあと、サクッと自分がアセクであることを告げて、それがなんなのか説明する。
そのあと、どうしてその自認に至ったのかを説明しようと思うけど、ここが1番長いかな。
はじめは男性嫌悪であること、人を好きにならないことが、欠陥品であるように感じていたこと。それが、クリスチャンとしての欠けであると感じたこと、罪がこべりついて取れないこと。
そこからアセクという概念に出会って、受け入れるまでに時間がかかったこと。ようやく受け入れられたとき、罪から解放されたと感じたこと。
それでもまだ、苦しさと生きづらさを感じること。
この過程に、もう9年以上かかっていること。
その間、段々と信仰が落ち込んできていること。喜びがないこと。惰性で生きていると感じること。

あとは、みんながなんて言うかで決めよう。

がんばろうと、思う。でも、受け入れられると期待しすぎてはいけないと思う。

なんて、勝手に相手を見限って、失望する前に予防線を張るのは、心理学でいうところの「歪んだ認知」だ。どうしても悪い方に考えてしまうけど、これが妄想だということは、頭では分かっている。
カウンセリングを受けはじめてから、はじめて自分のことを人に話す体験になる。

がんばろう。
がんばろう。

明日か明後日、気力を持ち直せれば、どうだったかを書こうと思います。