「愛されてんだと自覚しな」を読みました

私が今回読んだ本は、河野裕さんの「愛されてんだと自覚しな」です。

この記事は本書の内容を含みます。ネタバレご注意ください。




「愛されてんだと自覚しな」物語


千年前、女は神からの求婚を袖にして、愛する男と共に輪廻転生の呪いをかけられた。
二人は様々な時代で出会っては別れを繰り返す。
そして現代。壮大な過去を背負う岡田杏は、ルームメイトの盗み屋・守橋祥子と共に令和の世を満喫していた。 
人と神が駆け回り、それぞれの愛と欲が交差する一途な現代ファンタジー。


「愛されてんだと自覚しな」を読んだ感想

読後に感じたことは、言葉に表しづらい不思議な感覚を味わいました。

杏と祥子には確かに愛があり、二人の関係にはうらやましさを感じます。
また恋愛だけではない、登場人物それぞれの愛の形がありました。

千年続く愛、時を超えて姿形を変えて、でも魂は覚えている。
互いに想い、引かれ合う【運命】と呼んでいいのかはわからないけれど、素敵なことだと思います。
物語の最後まで杏は幸せであったと感じられました。

まっすぐなハッピーエンドで、純粋に物語を楽しめた一冊でした。


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