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Dolby Atmosで見る映画「BLUE GIANT」

1週間限定でアンコールリバイラル上映されていた「BLUE GIANT」を見てきた。

※ネタばれありません。

会ったこともないけど気になる方が、熱く薦められていた映画。その人が「ここ数年で一番面白かった」と評する映画はどんな映画なのだろうと気になったので駆け込んだのだ。


JAZZをテーマにしたマンガの映画化。原作のマンガを読んだこともなく音楽がテーマになったものとしか事前情報がない中で見た。JAZZとか、bluenoteで一度聴いたっきりだわと思いつつ。


結果、120分のうち半分くらい泣いてたのではないかというほど感動して泣いていた。ずっと泣くような映画ではないのかもしれないが、涙腺がゆるみまくってハンカチが手放せない。


音楽ってこんなに良かっただろうか、と魂がゆさぶられて身体全体に音が響くように感じたのは、Dolby Atmosの館内で見たのも理由の一つ。Dolby Atmosは、シアター内に複数台のスピーカーが設置されていることで、絶対的に質の高い音響で音を聴ける。音楽の映画だから際立つのだろう。後ろや横からと立体的に音が聴こえてくることに感動しながら、映像だけでなく音を愉しめる。

正直、ディズニー映画や他映画でも、歌のシーンや音楽重視の映画は苦手だった。映画見てるのにと思っちゃって。でも、これは違ったなあ。ジャズピアニストで有名な上原ひろみさんが全面的に監修されていることもあって圧巻。


あー、でも音楽や音響だけじゃない。登場人物やストーリー、演出、良かった。だからずっと涙しっぱなしだったんだろうし。



熱くて、激しくて、まっすぐ。

三人の若者が自分と向き合い、闘い、進んでいく。青春ってやつだが甘くない。人生も、夢も、志も、光も、宇宙までもがここにあった。


おそらく原作だと、もっと詳細に設定がされているのだろうが、そんなことはどうだっていい。

音に、まっすぐさに、赤を通り越す青い炎の熱さに浸ってたい。

そう思っていたら120分が過ぎていた。


胸アツ映画、好き。
今の私が欲してる感情なのだろう。

あと2日。
やってる映画館も少ないけれど、近くで上映されてる場合は、駆け込んでください。



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