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大切な「自分」と向き合うための本たち

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「自己理解、つらい…」というほど、自分と向き合うことが大の苦手だった私に、変わるきっかけをくれた本たちをご紹介します!
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記事一覧

セルフケアは「未来の自分」を救う―利他・ケア・傷の倫理学

今朝ご紹介する本は、近内悠太さん『利他・ケア・傷の倫理学』です📖 「与える」について論じた本書。 1冊目の『世界は贈与でできている』で触れた「受け取るとはどういうことか?」の続編という位置付けです。 姥捨ての物語とセルフケア本書で、特に印象に残った考え方はコチラです📝 ☑セルフケアとは、未来の自分という他者を救うことである 例として、姥捨ての物語があげられています。 簡単に内容をご紹介すると、こんな感じの物語💡 貧しい村が舞台→70歳になると、母親を山に捨てる習

「素直さ」を考える―それからの僕にはマラソンがあった

今朝ご紹介する本は、松浦弥太郎さん『それからの僕にはマラソンがあった』📖 松浦さんが『暮らしの手帖』編集長になられて、ストレスに押しつぶされそうになった時、走ることを始められたのだそうです。 走ることで見つけた、仕事や生き方へのヒントが紹介された一冊です。 「素直さ」と「手放す勇気」本書で特に印象に残ったのは、こちらの言葉です。 走ることを始めた時、松浦さんは「素直さ」について考えられたそうです。 走り始めの頃は、足が痛くなったり、怪我をしたり…等、上手くいかないこ

洗濯機を使うイメージで「人に頼る」―繊細さんの本

今朝ご紹介する本は、『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』です📖 「繊細さん=とても敏感な人」(HSP)専門カウンセラーの著者さんが、わかりやく実践テクニックを紹介した1冊です。 4月、環境の変化があった方も多いのではないでしょうか? 私もその一人で、「よし、頑張るぞー!」となり過ぎて疲れてきました…😂 4月もそろそろ月末。もし疲れてきた方がいらっしゃったら、ぜひチェックしてみてくださいね🍀 頼るための心得本書では、「頼るための心得」がいく

不安な時こそ”あえて”声に出す―心のセルフケア大全

今朝ご紹介する本は、『心のセルフケア大全』です📖 自己肯定感を高めて、心を楽にするメソッドが紹介されています。 思考、メンタル、人間関係、健康、美容、ライフスタイルなど、さまざまなジャンルでセルフケアが解説されている一冊です。 ”あえて”声に出して切り替える自分がついつい悩んでしまう時を振り返ってみると、頭から悩みが離れない時はなんですね。 そんな時、「もうやめた!」と声に出してみましょう! 声に出すことで、不安やネガティブな気持ちを切り替えることにつながるのだそう

”心の体幹”を鍛えるために―週末ひとり時間

今朝ご紹介する本は、池田千恵さん『週末ひとり時間』📖 早起きや朝活の発信をされている池田さんが、週末のひとり時間をテーマについて書かれた一冊です。 周囲の意見に左右されないための自分軸本書で特に印象に残ったのは、この考え方です💡 なぜかというと、他人軸でなく自分軸で生きることの大切さを実感したから。 自分軸が定まっていないと、周囲の意見に左右されてしまいがちに。 一方で、自分軸に沿って自分で決断した場合、全く違う意見を言われても、気持ちがぶれることなく、自分の道を進

「わたし」の価値は自らが決めるー幸せになる勇気

今朝ご紹介する本は、『幸せになる勇気』です📖 本書は、アドラー心理学の『嫌われる勇気』の完結編です。 尊敬する方がお薦めしていたことがきっかけで、手に取ってみました! 他者評価は「依存」、永遠に満たされないすごく印象的だったのが、「ほめる」に関する哲人のお話です。 それでは、どうしたら良いのでしょうか? 「他者からの承認を求めるのではなく、自らの意思で、自らを承認するしかない」と、哲人は言っているんですね。 自立とは「わたし」の価値を自らが決定すること私が、本書で

つらい感情には”居場所”を与えよう

今朝ご紹介する本は、「自分を思いやるレッスン~マインドフル・セルフ・コンパッション入門」です📖 セルフ・コンパッションとは「他の人を思いやるように、自分のことを思いやる」考え方です。 例えば、自分は、ストレスを感じると自己批判の思考を繰り返す傾向があるのですが… そういった時に、自分に思いやりの気持ちを向けられる人ほど、困難に対応する力があり、自己成長のモチベーションや幸福感が高いことが明らかになっているそうです💡 本書では、セルフ・コンパッションを高める方法がわかり

桜から幸福を考える―いつも幸せそうな人の小さな習慣

今朝ご紹介する本は、有川 真由美さん『いつも幸せそうな人の小さな習慣 心を自由にして幸せになる88の方法』です📖 実は私、春になると有川さんの本を無性に読みたくなるんです。 なぜかというと、新卒時代、有川さんの本には大変お世話になったから。 30代になった今も学びが多いので、今日はその考え方をいくつかご紹介します🌸 ”あたりまえのこと”にこそ「感謝する」自分を振り返ると、ついつい「ないもの探し」をしていることに気付かされました。 あたりまえのことに慣れてスルーしてい

両立思考で「二者択一」の考え方を手放そう

2024年は、「曖昧さと生きる」を個人的にゆるくテーマに掲げています。 なぜかというと、何事も「白黒つける」「二者択一」の考えに陥りがちな自分にハッとすることが多かったから。 あえて”グレーな状態”も受け入れて、そのままにしておく余裕を持てる人になりたいなと思ったのがきっかけでした。 今朝ご紹介するのは、『両立思考 「二者択一」の思考を手放し、多様な価値を実現するパラドキシカルリーダーシップ』です📖 尊敬する方に冒頭のテーマをお話したら、おススメしていただいた1冊。

分かった気にならない―こころをそのまま感じられたら

今日から新年度!という方も多いでしょうか😊? 4月1日は、毎年わくわくして大好きです。 そんな今日ご紹介する本は『こころをそのまま感じられたら』📖 大好きな精神科医・星野概念さんのエッセイです。 「分かった気にならない」の難しさ私は、星野概念さんの文章が大好きなんです。 「何でだろう?」と考えてみると、きっと、誰に対しても決めつけずお話を聞く方だからなのではないか、と思いました。 (お会いしたことはないんですが、星野さんの文章から、そう受け取っています!) 本書

Chatter「頭の中のひとりごと」との付き合い方

今朝ご紹介する本は、「Chatter(チャッター)「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法」です📖 Chatter(チャッター)とは、タイトルにもある「頭の中のひとりごと」のこと💡 本書では、「頭の中のひとりごと」との上手な付き合い方が紹介されています。 ピンチ!と思ったら私を「あなた」呼び本書で特に学びだったのは、この考え方です📝 ✔困難な状況を切り抜けたい時は、自分を名前や「あなた」と呼ぶ 大変な状況を時ほど、「チャッター(頭の中

ことばの恐竜

今朝ご紹介する本は、最果タヒさんの対談集『ことばの恐竜 』です📖 今回は、詩人の谷川俊太郎、女優の二階堂ふみさんとの対談から考えたことをお話します📝 「シンプル=良いこと」は絶対?二階堂さんと最果さんのお話で、特に印象に残ったのがコチラです💡 なぜかというと、自分が同じことをしている自覚があったから。 最近、意識して「はじめまして!」な人とお話をする機会を設けています。 そういう場で、まさに私は、自分の感情をそぎ落して、シンプルな話をポンって出していたなと。 言葉

なんで本を読むんだっけ?

今朝は、「なんで本を読むんだっけ?」をテーマに、2冊の本をご紹介していきます📖 OKEさんが企画してくださっている音声配信「朝のスパイス」が、いよいよ3月21日(木)に50回目の配信を迎えます🌞 朝のスパイスとは、OKEさんを中心に、朝活を一緒に楽しんでいる皆さんで”朝のスパイス”になるような配信をしている番組です📻 50回配信を記念して、今「なんで本を読むんだっけ?」をテーマに、さまざまな配信が行われています! 読書する理由を考える私が読書する理由は、2つあります。

「知らんがな」と考える”あいまいさ”の作り方

今朝ご紹介する本は、中島輝さんの『「知らんがな」の心のつくり方 あいまいさを身に付けるレッスン』です📖 2024年の個人的なテーマは、「曖昧さと生きる」。 「あいまいさを身に付ける」というサブタイトルに惹かれて、本書を手に取りました🍀 「知らんがな」は、「大丈夫だよ」「ま、いっか」に近いニュアンスの言葉なのだそうです。 そして、関西弁ならではの”笑いのニュアンス”に加えて「いろいろあっても、最終的にはすべてオールOK」という感じの言葉なのだといいます。 そんな、”あ