巻貝雫

物書きにあこがれる大学生。21歳。 小説や詩、エッセイなどに挑戦してみたいです。 ほ…

巻貝雫

物書きにあこがれる大学生。21歳。 小説や詩、エッセイなどに挑戦してみたいです。 ほぼ家に引きこもっている友達の少ないしがない大学生ですが、いろいろなことに挑戦したいです……!

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  • 小説のまとめ

    エッセイと分けるため、小説だけまとめました。 2024年はエッセイも小説もあげられるように頑張ります!

最近の記事

私の「生きにくさ」: 食べることについて

四月も過ぎ去ろうとしている今日この頃、この文章を読まれている皆さまはお元気でしょうか。 私は進級しただけで、新生活というほどの環境の変化はありませんが、それでも目新しいことはたくさんありました。 インターン先の社会人の方が言うには、社会人になると季節の変化を感じにくい、とか。 学生の間の特権なのでしょうか。 よく考えれば、四月になれば必ず学年やらクラスやら取る授業やらが異なり、新しい人と出会うというのは学校という場の特殊性なのかもしれませんね。 もちろん、大きい会社

    • 琥珀糖を作ってみた話

      noteを始めたころからいつかエッセイを書いてみたいと思っていました。 新しい年の始まりと言うことで、今回思い切って創作ではないものを書いてみています。 家にこもってほとんど人と交流しないようなしがない大学生ですが、日常のちょっとやってみたこと、みたいなそんなものを増やしていきたいです。 突然ですが、私はASMRと綺麗なお菓子動画を眺めるのが好きです。 ASMRによく出てくる琥珀糖。様々な色が存在して、そのどれも透明感があって綺麗です。 食べられる宝石、とよく評されますが、

      • 僕らの嫌いな話3

        呼び水 うちのクラスにはギャルがいる。ただし、金髪ではない。明るめの茶髪二人組だ。学校全体で見たら茶髪なんてかなりの数いるが、教室の中ではよく目立つ。そもそも彼女たちは入学式から目立っていた。百人と少しばかりの新入生の中で明るい髪色と着崩した制服姿なのは二人だけだったし、度胸があるなと感心した。校則的には問題はないし、特に上級生に睨まれるというようなこともないようで、そんな世界があるのかと高校の自由さにも驚いた。見た目はともかく、彼女たちは意外としっかりしている。遅刻・欠席

        • 僕らの嫌いな話2

          梅雨の晴れ間/紫陽花の話 梅雨の晴れ間 「あ」 「……無視するなよ後輩」  拾われた翌朝、駅で先輩と目が合った。軽く会釈だけして改札を抜けると、襟の後ろを引かれた。 「……すんません」  よろめいた先で先輩の胸板にぶつかる。そのまま見上げると、先輩も俺を見下していた。 また真顔。少し怒っているのかもしれない。 「名前は?」 「は」 「聞き忘れてたから。教えろ」 「浜中真昼っす」 「真昼?」 「はい」 「ふーん。……相沢唯人」 「……知ってます。相沢先輩は有名っすから」 「

        私の「生きにくさ」: 食べることについて

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        • 小説のまとめ
          3本

        記事

          僕らの嫌いな話1

          六月 雨う・ら・ら   うちの高校は最寄り駅が三駅ある。俺の使う駅は学校まで徒歩15分という不便さからか、同志は数えるほどしかいない。朝には顔を合わせることも多く、お互いに顔見知りになるのは必然だった。その中に、学校中の有名人、超絶イケメンな金髪の先輩がいる。うちの高校には金髪なんて彼ぐらいしかいない上、その顔の良さから彼は金のプリンスと称されている。とはいえ、金髪にするくらいだからチャラい印象はあるし、ヤンキーだという噂もあった。実際、度々顔に傷がついているのも目撃した。

          僕らの嫌いな話1

          はじめまして

          ちょっとした自己紹介はじめまして。夏生まれ、二十歳の大学生の巻貝雫と申します。 小説と詩を読むのが好きです。 noteで挑戦してみたいこと 実はTwitterにて細々と詩もどきを投稿しています。 小説も書いてみたいのですが、なかなかうまくいかず、小説を投稿する場を作ってみよう!と思い立ちました。 主に小説を投稿させていただきたいと考えています。 好きなジャンル 青春小説が好きです。恋愛ものもファンタジーも好みです。ホラーはちょっぴり怖くて苦手ですが、妖怪ものはついつい

          はじめまして