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琥珀糖を作ってみた話

noteを始めたころからいつかエッセイを書いてみたいと思っていました。
新しい年の始まりと言うことで、今回思い切って創作ではないものを書いてみています。
家にこもってほとんど人と交流しないようなしがない大学生ですが、日常のちょっとやってみたこと、みたいなそんなものを増やしていきたいです。


突然ですが、私はASMRと綺麗なお菓子動画を眺めるのが好きです。
ASMRによく出てくる琥珀糖。様々な色が存在して、そのどれも透明感があって綺麗です。
食べられる宝石、とよく評されますが、くもり硝子のような表面はシャリっと音を立て、中は柔らかい。
そんな食感が良い音を立ててくれます。
私も案の定、憧れを持ちました。

長らく綺麗だなー、いつか作りたいなあと思っていたのですが。
そんな私に良い機会が訪れました。

年末、母から余っているかき氷シロップを早く使い切るように言われました。
夏になるとかき氷が食べたくなってついつい買ってしまうのです。

中学のころ仲が良かった友達が、かき氷作りにハマっていたことがありました。彼女はその夏中、かき氷機を回しては家族と自分の分を作っていました。確かいろいろなシロップを用意して楽しんでいたような気がします。
一日に三皿くらい食べていたような。
器用な人だったので、いろいろなお菓子を自作していたことも思い出します。
実は今回、実際に琥珀糖を作りながら彼女のことを思い出しました。
かつて彼女がべっ甲飴を作って持ってきてくれたことがありました。
砂糖を煮詰めていると、こんな感じで作ってくれたのかな、とかつての彼女の解像度が上がったような気分になります。当時も今もその生活力には憧れるところです。
幸せに生きていてほしいなあ。

とはいえ、なかなかおうちでかき氷なんて作らないですよね。
うちには一応かき氷機があるのですが、これがまた古くて。
回すのにとても力がいるという子なのです。

なかなかシロップの中身も減らず、でも捨てるのももったいない。
その一心で「いつか使うから!」と言っていたものの、なかなか使い道が思い浮かばず、見事に年末まで忘れていました。

普通の琥珀糖作りでは色水を使うのですが、中にはかき氷シロップでのレシピも存在しているようで。
おうちに残っていたブルーハワイとメロンのシロップで青と緑の琥珀糖を目指して、いざ鍋を用意。

ちなみに主な材料はこんな感じです。

[琥珀糖]
・砂糖
・(粉)寒天
・食用色素(かき氷シロップ)
・水

簡単手作り♪粉寒天でコハクトウ(琥珀糖) by 白いエプロンのクマ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが390万品 (cookpad.com)
私はこちらのレシピを参考にさせていただきました。

実は続けて二回作っています。
沸騰させすぎたのか、シロップを入れすぎたのか、一回目は四日たってもあまり固まりません。雨の日の窓みたいな透明感を保っています。
二回目はステンドグラスみたいに表面が固まっています。

1回目
2回目


どちらも綺麗ですが、どちらかと言えば2日目の方が成功したといえそうです。
もし作られる方がいましたら沸騰時間にはお気を付けを。






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