宇宙遊泳する舌

歩いていた
舌を巻くほど
Ursonateが更なる針飛びを起こす
昼下がり
ハノーファーから宇宙語は　
Ruuuuuuummmと旅する
シュビッターズの身長は2m近く
そういえば
あなたの舌、パンツをはいてませんね

そなたはどなた?
なにを探してるの?
あー
Aaaaaaaaaaaaaaaaね

なんだかはなんだかに関係している
・・・・・・・・・・・ところまで
わかったのは、なんだかの特性かな

超微妙コエタギル

すぐそこにありながら
まだしめせないナノ単位
みんな知っているのに
言葉にならないあの感じ
そこには未曾有の声が滾っていた

超微妙　text 巻上公一　構成 巻上公一　新井英夫

響き合う鐘の音
はじまりを告げる秘法

パがやって来た
手が宙を歩くように
音程はさまざまに
まばらから降りそそぐ雨音のように
時にパーっと手は宙をすべる
しだいにアルペジオになり
まばらに戻って行く
そこには群像が残

超歌唱オペラ『チャクルパッタム』

メンデルサッコンの渦巻

古代信仰博物館の館長ショドーエフさんは、この博物館にそう簡単には入れてくれない

いきなりの訪問だ
アルタイの記憶をまばたきが捏造する
それはエルミタージュとは似ても似つかない
博物館の佇まいである
そのせいではないが
渦巻の中には勝手なできそこないの物語
が確実に存在する
それをひょいと掬い取る
おっとそこには
さまざまなカタチの魂が宿っている
友だちのような親戚のような恋敵のような
フチョフチ

チャクルパ

チャクルパへようこそ。

何年か続けているヴォイスパフォーマンス講座。
そのはみだした声で舞台を作りました。

おろかな人びとにさとられずに
われら人生の遊技をいとなむ。
まさに不可避なる運命こそが
あざけり笑う的にもってこい。

現存在の深刻なまじめへの
子供の復讐といいたくばいえ。
われらを理解する術を学ぶなら、
きみはもう少し人生がわかろう。

　　クリスチャン・モルゲンシュテルン「絞首台の

「ザーウミの海で」

立体的な音の森
そこに生きているのか
死んでいるのかわからない
声の原始
あらゆることを超越してたたずむ15人
ひとりひとりが店をだしているようにも見える
セレクトショップ「ザーウミ」か

1
プロローグ　原始霧の中

これが言葉なのか
どれが言葉なのか
機能しない
ぼくの言葉が機能しない
きみは生きているのか
死んでいるのか
鳥たちは朝の挨拶を忘れない
今日
フレーブニコフからの電話で起こされた