フレッドのショコラの中で個人的に大好きなショコラをご紹介しますね。

その１　「プロヴァンスの雪の結晶」
2011年、フレッドがM.O.F.タイトルを取得した渾身の一作。
ベルギーの漫画の主人公タンタンが旅先からシナモンやアニスを持ち帰り、クリスマスにショコラを作るエピソードをヒントにしたそうです。
ベルギーの伝統菓子スペキュロスという自家製クッキーをプラリネに入れ、
林檎・イチジク等プロヴァンスの赤いフルーツのジュレと二層になっていて、様々な食感と芳醇な味わいを楽しめるショコラです。

その２「カマルグへ続く道」
よく渡仏土産として選ばれるフランス最大の湿地帯カマルグの塩。
フラミンゴが飛来する地域としても知られるカマルグの良質な塩の花、米、花梨・レモン・フランボワーズ等のフルーツや、南仏のハーブを使い、斬新なショコラが生れました。

その３「サブレ」
パティシエとしても素晴らしい技術を持つフレッド。
ビターチョコレート・ミルクチョコレート・ホワイトチョコレートを挟んだシンプルなサブレなのですが、本当に美味しいので是非お試しあれ！
フレッドのお菓子は一口食べたら驚くほどどれも素晴らしいので、サロン・デュ・ショコラのデモンストレーションで彼が作る焼菓子を役得で食べさせていただくのは、まさに「口福な瞬間」です。

私は実はメレンゲやマシュマロはただ甘くて苦手でしたが、フレッドのそれらを食した時に既成概念がガラガラと崩れました。
西洋菓子にまた好きなものが加わってしまい、嬉しい悩みが増えました。(笑)