小1が語る「やり甲斐」
先日、ぬり絵をしていた小1次女がつぶやいた言葉。
「これ、やり甲斐があるんだよね」
思わず、
「え、やり甲斐!?」
と小1の口から出た言葉に驚き聞き返してしまった私。
私「やり甲斐ってどういうこと?」
と聞くと、
次女「やりたいっ!て思うこと。」
私「人から言われたんじゃなくて、自分からやりたいって思うこと?」
次女「うん、そう。」
次女「あ、あとね!むずかしいからやり甲斐があるんだよ。」
ほう…
何かまた深いことを言い出しました。
次女「かんたんなのは、あまりやりたいって思わない。」
私「じゃあ難し過ぎるのは?」
次女「それもやりたくない。」
なるほど、、
確かに、この時次女がやっていたぬり絵は、100均にある「大人の塗り絵」シリーズ。
子ども向けの可愛いキャラクターのものではありません。
ちょうど塗っていたのは、清水寺のような場所で舞妓さんが花火を見上げているような絵。建物も植物もまあけっこう細かいのです。
それを、同じ色でも濃淡付けながら、ずっと集中して塗っていたんですよね。
つまりまとめると、
次女にとってやり甲斐とは…
「自分にとって少し難易度が高いもので、自分から挑戦したくなるもの」
だそうです。
これにはすごく納得しました。
次女が言うように、自分にとって簡単すぎるとあまりやろうと思わない。
反対に難しすぎるのも、挑戦する気が起こりません。
自分のレベルの少し上のもの。
これは自分からやってみようと思えるし、できた時の喜びもあるからまさに「やり甲斐」を感じられます。
私にとっては、洋裁もそうですね。
学校で必要な「ぞうきん」は、使わないタオルを縫い合わせるだけですが、正直縫う気になりません。
でも、例えば「ウエディングドレスを縫って」と頼まれても、レベルが違い過ぎるのでこちらも全くやる気になれない…。
ということで、前回の記事も書いたように先日完成した「裏地付きウールのコート」が今の私のレベルにぴったりだったのです。
それは、少し難易度は高いけれど今までの経験を使いながら何とか取り組めるもの。その過程の中には、新しく知る技術もあって習得しながら最後には必ず完成させられるもの。
ここにやり甲斐はありますね。
きっと、誰しも共感できるのはないでしょうか?
勤め先で任された業務や、個人の仕事の方は新しいステージへの挑戦、初めての子育て、料理作り、趣味のスポーツや音楽、、いろいろと当てはまりそうです。
やり甲斐のあることを見つけられると、人生は楽しく豊かになります。
自分にとって少し難易度の高いもの、自分から挑戦したくなるもの、そんなやり甲斐のあることに出会えるといいですね。
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