その仕事、好きだからやってるの?
先日突然、7歳次女から聞かれたこと。
「ねえ、お母さんは神社を
継がないといけないからやってるの?
それとも、
好きだからやってるの?」
何という鋭い質問・・・。
この次女は、小さい時から(いや、今も小さいけど)核心をついた発言をよくしてくる人でして、ドキッとさせられることがよくあります。
今回の質問も、突然聞かれて驚きました。
「もちろん、好きだからやってるよ!」
とすぐに答えたのですが、
な~んか、自分の中に違和感を感じて付け加えました。
「いや、でも最初はそうじゃなかったかも。
継がないといけなくてやってみたら、好きになっていったって感じかな。
でも・・よく考えると本当は最初から好きだったけど気づいてなかったのかもなあ。」
宮司である我が家(実家)の父が病気になり、このままでは神社を続けていけなくなるということから始まった私の神職人生。
生まれてこの方、自分が家業を継ぐなんて思ってもみなかったので大きな決断でした。
その決断をした時には、次女が言うように「私が継がないと!」という義務感もあったかと思います。(決して誰かから強制されたわけでもないのですが‥。)
だから、その時点では「神社のことが好きだから」という理由ではなかったんですね。
でも、この世界に入ってみたらどんどん好きになって、これはそもそも私がやりたかったことかも・・と思えてきました。
次女から投げかけられた本質的な質問のおかげで、いろいろと考えさせられましたね。
さて、この質問、あなたならどう答えますか?
ちょっと神社の部分は特殊なのでそこを変えて、例えば・・・
「あなたは、今の仕事を
生活(家族・お金)のために
やらなきゃいけないからやってるの?
それとも、
好きだからやってるの?」
もちろん、即答で「好きだから!」と答えられる方もいるでしょう。
「好きでやっていて、そのおかげで収入もあり生活も潤っています♡」
という場合、これはもう言うことなしの最高パターンですが、、
「やらなきゃいけないから。」という人の方が大多数ではないでしょうか。生きていくためには収入は必須ですからね。
でもですよ!
表向きは「やらなきゃ」でやっている仕事でも、よくよく考えてみると、きっとその仕事のどこかに「好き」ポイントがありませんか?
例えば、、
お客さんとの会話が楽しいとか、
お金の計算でぴったりだった時の達成感がたまらないとか、
自分の予定通りにタスクを終えた時にすっきりするとか、
お礼を言われた時に疲れがふっとぶとか・・・
きっとどこかに「好き」が隠れていると思います。
「好きなことを仕事にして生きる!」ということに憧れがちですが、「仕事の中に『好き』がある!」でもいいんじゃないかなと思います。
日々やっている仕事の中に「好き」があって、その仕事で自分や家族の生活の支えになっているのなら、それは幸せなことですよね♡
新年度で仕事について改めて考える時期かもしれません。
ぜひ、日々やっている仕事の中から「好き」見つけをやってみてくださいませ。
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