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『mimet』×『白玄堂』 食事とお茶を愉しむ会を開催しました

こんにちは。
東京でヘアサロンを営んでいる、美容師のごとうまきこです。

前回のnoteでお知らせさせていただいたイベント
『mimetの軽食とおやつ、白玄堂のお茶を愉しむ会〜ちょっと本気のオーガニックなお話〜』を2021年11月17日に開催しました。

このイベントは、カフェビストロ『mimet(ミメ)』のお食事と、宮崎のオーガニック茶屋『白玄堂』のお茶を楽しみながら、茶師の白尾尚美さんのお話を聞かせていただくというもの。
わたしは司会と白尾さんのアシスタントを務めさせていただきました。

ご参加いただいた皆さま、mimetさん、白尾さん、ほんとうにありがとうございました!

この記事では、イベントで白尾さんがお話してくださった内容や、淹れていただいたお茶のこと、mimetの食事とおやつについてもご紹介したいと思います。

mimet×白玄堂 

今回のイベントは、代々木八幡にあるカフェビストロ『mimet』で開催させていただきました。

古民家を改装してつくられたmimetの落ち着いた空間で、食事とお茶をゆったりと楽しみながら、白尾さんのお話をお聞きします。

mimetのお料理は、サラダ ポテトフライ ラザニア。
白尾さんが淹れてくださる、さまざまな種類のお茶と一緒に味わいます。

白尾さんが用意してくださったお茶は、フルスイングのラインナップとのことで、春・秋摘みの煎茶やほうじ茶、茶葉の部位ちがいのものなど、たくさん用意していただきました。

一煎ごとに、そのお茶の特徴を聞きながらお茶について学んでいきます。
淹れてくださったお茶についてのお話をすこしご紹介しますね。

春摘みと秋摘みの味わいの違い

お茶って、同じ品種でも収穫する季節によって風味や味わいが異なるのだそう。
一般的に、春摘みのお茶は風味やうまみがしっかりしていて、秋摘みのお茶は落ち着いた風味でさっぱりしているのが特徴です。

お茶をじっくりと楽しみたいときは、味の濃い「春摘みお茶」。日常的に気軽に飲みたいときには「秋摘みのお茶」というように飲み分けてみるもの楽しいですよ!とお話してくださいました。

また、秋摘みのお茶には、体をあたためる効果もあるのだそうです。
これからの寒い季節には、秋摘みのお茶でほっこりするのもいいですよね。

ただ、スーパーなどには秋摘みと銘打って販売されているお茶はあまりないので、お茶屋さんに聞いてみるのがよいとのことでした。

ほかにも、茶葉の”葉”と”茎”をそれぞれ分けていただいたお茶を飲み比べさせていただいたり、出来がよかった年の茶葉をつかった煎茶やほうじ茶、水出しのほうじ茶など、たくさんのお茶を楽しませていただきました。

mimetの食事とお茶をあわせていただいていると
「食事にあうお茶ですね」「秋摘みの方が好きかも」という声もあり、
みなさまそれぞれのお茶の楽しみ方をみつけていただいたことが、なんだかわたしまで嬉しかったです。

おやつには、栗のクグロフと白玄堂の茶葉を使った和紅茶のクリーム。
最後までおいしくお茶を味わいました。


ちょっと本気なオーガニック茶のお話

今回のイベントでは、慣行栽培とオーガニック茶の違いについて、少し深いところまで踏み込んでお話しくださいました。
こちらのお話についても、すこしご紹介させていただきますね。

慣行栽培とオーガニックの違い

慣行栽培とは、農薬などを使って生産される、いわゆる一般的な栽培方法のこと。
一方、オーガニック茶は農薬などを一切使わずに育てたお茶のことです。

慣行栽培とオーガニック茶の明確なちがいは、風味の残り方なんだそう。
慣行栽培のお茶は風味がガツンと強くて、オーガニック茶は風味がやさしく後を引きます。

飲み比べさせていただくと、色味や風味が全然ちがうことがよくわかりました。

もちろん、オーガニック茶も育った畑によって、味わいはさまざま。
よい土壌で育ったお茶が、やっぱりおいしいお茶になるのだそうです。

白玄堂が茶葉を仕入れられている茶農園のひとつに、白尾さんの叔父さんが営んでいらっしゃる『河野製茶』があります。
河野製茶では、堆肥に海藻や有機の胡麻をブレンドしたものを使って、土作りをされているんです。
そうすることで、茶葉が土壌からミネラルを吸って、自らきれいに整っていく自浄作用が働くんですって。

そうして育った茶葉は、そのまま食べると苦味のなかに甘みを感じられます。ほんとうに丁寧にこだわって栽培されているからできる茶葉の甘みなのです。

また、最近のお茶トレンドとしては、色とうまみを追求する傾向にあるのだそう。
お茶の色が出やすいように育てた慣行栽培の茶葉を深蒸しにすることで、渋みを抑えた濃い緑色のお茶ができます。

ただ、深蒸しは茶葉にたくさんの水分を含ませるため、破砕する茶葉が増えたり、その分乾燥させるエネルギーがかかったりするんです。
もちろん、それが良くないというわけでなく、色鮮やかでおいしいお茶をつくる手段のひとつです。


白玄堂では、環境のことや持続可能であることも考慮されていて、ほどよい蒸し具合でお茶を仕立てられています。
色味よりも風味にこだわって作られているのが、白玄堂らしいオーガニック茶なんです。

白玄堂のお茶についてご興味のある方は、こちらの記事も読んでみてください。



お茶って実はそんなにいっぱい飲めるものじゃない

イベントでは、たくさんの種類のお茶を飲ませていただきました。なんと一人あたり500mlほど!

実はこれってすごいことで、お茶ってそんなにたくさん飲めないものなのです。たくさん飲むと、逆に喉が渇いてしまったり、疲れてしまったりします。

慣行栽培とオーガニック栽培のお茶のちがいはここにもあるのだそう。
白玄堂のオーガニック茶は飲み疲れないことも大切にされているので、長く楽しめるんですよね。

お茶がもっと好きになる幸せな時間

イベントでは、ここに書ききれないくらい、たくさんのお話をしてくださいました。

お茶には免疫力を高める効果があること、お酒に浸けてもおいしいことなど
ほんとうに幅広く、おもしろい話ばかりでした。

質問も飛び交うアツいお茶会が開催できてよかったです。笑

お土産には、白玄堂の秋摘みのお煎茶1本と非売品の松葉茶。
松葉茶は、白尾さん自ら松を取りに出かけて作られたものなんです。
mimetの系列であるお菓子屋さん『ホルン』の白玄堂の茶葉を使ったクッキーも。

丁寧にこだわって作られたものを、自宅でゆっくり楽しめるのも嬉しいですよね。

これからも、白玄堂や繋がりのある方たちと一緒に、こういったイベントを作っていきたいと思っています。

ぜひ、楽しみにしていてください!


special thanks 


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