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N(1)のエビデンス~幼児教育の大切さ~

フランス人の子どものナニーを初めてはや4年。
今年、彼がサンタさんにお願いしたプレゼントは顕微鏡。
「なぜ顕微鏡なの?」
と問うと、
「ばい菌とか、ウイルスみてみたいの。
だって、目でみられないでしょ? それから葉っぱの中身とかね」
っと。5歳の彼は、ブルーアイをキラキラさせて話した。

パパに、顕微鏡プレゼントするの?と問うと、子ども用の中でのも、いいものがあったので、プレゼントすることにしたと。結構な値段だったとも(笑)

うちの息子たちは、レゴやら、ピカチュウやら、なんどかレンジャーのようなものをオーダーしていた。それと比較するわけでは泣けれど、彼の探究心はどこから来るのかと思いつつ、これまで興味関心を持てるよう、対話をする保育をしてきて本当に良かったと、ナニー冥利に尽きると思った。

日本で産まれ、日本で成長していく過程で、保育園という日本の社会システムに入った。ここでの学びは大いに彼を成長させると同時にご両親にとって、彼にとって不思議なことが起き。時に悲しい思いもした。自己と、そして社会(保育園のみなさん)とぶつかりながらも臆することなく日本語を駆使し自己表現してきた。(パパ、ママは私が来る日は安心して残業をしてくる)

1歳7か月からレッジョエミリアのメソッドと、モンテッソーリのメソッドを使いお世話をしてきました。早生まれだったので、きっとできないことが浮き彫りになると思ったので、早い時期から、クレヨン、ハサミ、ねんどなど、指先を使い巧緻性を高めてきた。

私は、物事の背景を伝える。面倒であろう「なぜ」の理由を丁寧に伝える
1例として

・ハサミはなぜまっすぐ持たなければならないか。
・ハサミを人に渡すときは、なぜ先端を握り、持ち手を相手にわたすのか


ここには、ハサミの利用方法を通じて躾も含まれている。

また四季を感じられるよう、公園の花々を見て花が咲くこと、散ること。葉っぱが緑から茶色に代わることを見ながら対話する。

保育園のお迎えから自宅に向かう道で寄り道しながら対話したりするのは、夕飯を急ぐ共働きママにとってみたら、そんな時間はない!!でしょう。

でも。2歳前の言語数が少ない時期にこのような刺激を浴びること、じっくり答えてもらえることがその先の知識を重ねる土台となり、彼のように探究心を深める子どもに育つ。N(1)のエビデンスではあるが……。

本当に大事な時間。忙しいママ、パパのお役に立てたらと思っている。



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