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一見恵まれたワーママでも、男女共同参画推進センターは心の支えになる場所でした

育休中、行政が実施しているイベントによく出掛けている。平日、子どもと一緒に過ごせて、知識を得たり誰かとお話できたりする無料の機会があるのは、とてもありがたい。そんなイベントの一つが、これからの働き方を考える女性向けの座談会のような催しだった。

参加者同士が悩みを共有し、キャリアコンサルタントがファシリテートすることで、各々が考えを整理する、という内容だ。

参加者の中には、夫が転勤族の専業主婦、会社を辞めたばかりのママ、契約社員、シングルマザー、フリーランスなど多様な方がいらした。ここで話したことは口外しない、そういうルールだったので詳細は省くが、それぞれが女性だから、ママだからこそ生まれた悩みや理不尽な経験を吐露して励まし合う会になった。

私は時短勤務正社員で管理職、職場は子育てに理解があって、好きな仕事もできている。いまのところ夫婦関係も良好だ。はたから見たら恵まれた状況かもしれない。

だからというのもあるけれど、最近は、女性だから、ママだから感じる不平・不満を周囲には言いづらかった。それでも恵まれている、こう対策したら乗り越えられる、もっと大変な状況で活躍している人はごまんといるし、不平を言っても日常は変わらないから意味が無い。周囲にそう思われている気がしたし、自分にもそういいきかせて、前向きに生きてきた。

でも、おかしいことはおかしいし、しんどいものはしんどい。会のメンバーと話すうちにそんな気持ちになって、しっかり愚痴と弱音を吐くことが出来た。参加者に受け止めてもらえて、こういう気持ちを持つ自分がいてもいいんだと楽になった。

このイベントを企画したのは、地域の男女共同参画推進センターだ。存在は知っていたが、会に参加するまでは正直なところ、シングルマザーやDVを受けた女性、仕事を探している女性などのための場所だと思っていた。

でも今回のイベントのように、広く一般に働く・働きたい女性向けの催しも沢山あったし、これからの生き方・働き方・健康に悩む女性なら誰でも無料・託児付きで、キャリアコンサルタントや医療職の方が相談に乗ってくれるようだった。それがどんな理由であれ、女の人生のしんどいタイミングで、駆け込める場所が地域にある。それを知っているだけで、安心感が違うなぁと思う。

上記が各自治体のセンターが実施していた事業の一覧。ピンとくるものはあっただろうか?

男女共同参画という言葉の通り、働き方や家庭のことで悩む男性の方にも広く門戸を開いているよう。

ご自身の住む自治体のセンターでどんな事業をやっているのか、1度ホームページを覗いてみることをオススメします。


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