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「ニワトリを見守る会」(2)

ひと昔前に遡りますが、私は短い期間ではありますが、「ファッション・美容業界」に身を置いていたことがあります。当然、服好きです。
別マガジンでロリータファッションについて熱く語ってますが、日常においても奇抜な服を好み、人前に出る機会があれば着飾ります。古い言葉で言えば「着道楽」です。
そして、リアルでは着ることがまず不可能なファンタジーな衣装も、メタバースではアバターに無限に着せることができます。この趣味にはSecondLifeの時から嵌ったままです。

そして、そんな私の欲求を満たしてくれる要素も、このワールドにはあります。オリジナルデザインの「制服」です。
前述のカフェ店員用のメイド服はじめ、季節をテーマにした衣装が多数。すべて主が制作し、無料で配布されています。

「合わせ」も楽しい

それもさることながら、「ニワトリを見守る会」では毎週、テーマの決まった撮影会が開催されています。主曰く「clusterで最も時間の短いイベント」。
土日2回ずつの計4回。1回につき10分ですが、テーマに基づいて参加者一人ひとりがオリジナリティあふれたアバターで集合します。可愛くゴージャスに着飾るもよし、ネタに走るもよし、別にテーマに従わなくてもよし。

桜祭り
学生服祭り(4回全部参加、かなり気合入れました)
ウサギ祭り(思い切ってバニー着た)
ナース祭り(なぜか入院患者コス)

clusterのフィードを見ながら思ったのは、集合写真が実に楽しそうなことです。仲間同士あり、あるいはその場限りの一期一会もあり。私もあんな風に楽しんでみたい。でもコミュ障ゆえに交流がなかなかできなかった。
そういう手助けをしてくれるのがイベントだったりします。ただ、振り切ったコスプレができるのは、テーマがあってこそ。そしてそれが毎週あるとくれば、回を重ねるごとに「何かやりたくなる」。
ありものだけでは満足できなくなる。個性と工夫を爆発させたくなる。

そしてついに

初めて衣装を自作しましたw
撮影会でも披露しましたwww


それまで私は、メタバースは「そこにある世界を楽しむ」ものだと思い込んでいました。でも、少しずつ変わっていきました。
このワールドも、主がオリジナルで、コツコツと少しずつ工夫と努力を重ねて作り上げたもの。決して「ありもの」ではなかった。

そして、ここに集まってくる人たちも、clusterで「作ること」を楽しんでいるクリエイターばかり。不思議なアバターを作る人、独自のワールドを作りイベントを開催する人、妙ちくりんなアクセサリーを作る人、などなど。
clusterにある様々なワールドも、はじめはユーザーだった人が作ったもの。
私はゼロからものを作るスキルはないに等しいけど、アレンジして自分エディションを作った経験ならある。

元々ミカンモチーフだったドレスをイチゴアレンジしてみた

まずはここから。

楽しいは、作れる!


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