おとのっ子

マレーシアに住んでいます。 ブログはこちら otonokko.com

おとのっ子

マレーシアに住んでいます。 ブログはこちら otonokko.com

最近の記事

エリマキトカゲと薄汚れた通知表

8月中旬を過ぎる頃になると思い出す、私の小3の夏休みの思い出。 夏休みがあと数日で終わるという頃、私は焦っていた。 宿題の工作がまったく出来上がっていなかったのだ。何を作ったら良いのかさっぱり思い浮かばなかった。 1、2年生の頃は、母が専業主婦で家にいたので、一緒にアイデアを出して手伝ってくれた。小学校低学年の子どもが作る工作なんて大人がそばにいなければ、ほぼガラクタに近い代物しか出来ないはずだ、親の手助けがあって仕上げているのがほとんどじゃないのか。 3年生になって

    • 短歌を詠んでみようと思ったわけ

      三月や 背を痒がる子に 手を伸ばす 汗かきの息子はよく背中を痒がる。いつものように『背中を掻いて』と言う息子の背をかきながら、心に留めておこうと俳句にしたのは、震災から12年というニュースが何度も目にとまったからかもしれない。 そして、コロナ禍で逝った母への思いと重なり、自分の手の届く場所に愛する家族がいるということの現実に心が動いたからだと思う。 ふとした出来事を短歌や俳句に詠みたくなるようになったきっかけがある。 2009年に第一子となる娘を出産した後、私は体調を

      • マイティボーイに乗りたかった私

        車の免許を取ったばかりの頃(1996年)、欲しいと思っていた車があった。 その車の名前はマイティボーイ。 1983年〜1988年の間にスズキが販売していた車だ。私が免許を取得した頃には既にひと昔前の車という感じで頻繁に見かけるような車ではなかったが、小さな車体でピックアップトラックという個性的な形に惹かれて憧れていた。 近頃、その車に乗っている自分の絵を描いた。 免許を取得した頃、就職も決まり車での通勤は絶対だったのでマイカーを買うことは必至だった。 現在のようにインタ

        • ビーバップな彼との交換日記

          もうすぐ13歳になる娘に誕生日祝いのメッセージを書いた。 書きながら、ペンで綴る文章がどこかぎこちないことに気づく。 こうしてタイピングで打つときには、文章を打ちながら直ぐに訂正できるから、早く文章を打つ自分に自惚れながら指を必要以上に動かしている。 自分最速タイピングはそれが例え稚拙な文章だとしても、”私は仕事のできる女だ”と錯覚させる。 カッコつけながら間違いだらけの文字を打っては消し、そして打ち直し文章を作り上げていくのがこの頃の常だ。 久しくペンでメッセージなど書

        エリマキトカゲと薄汚れた通知表

          あだ名の話

          先日、フォローしている三國万里子さんのツイートを読んで、ほのぼのした。 ご子息が自分のあだ名を自らプレゼンして、以後それが定着して周囲に親しまれ呼ばれていたというツイート。いいなぁ、この話。 あだ名か。。。と思うと同時に小学生時代の男子の変なあだ名とその面々が頭に浮かんできた。 あだ名って大体は本名を文字って、「あきお」だったら、あっくんとか、「たかふみ」だったら、たみちゃんとか、そういうものが多かった。 しかし数人はイレギュラーなあだ名だったのだよな。30年以上たっ

          あだ名の話

          小さい猫(詩)

          小さい猫が鳴いている ミーミーミー 大きな声で鳴いている ミーミーミー ひとりぼっちで鳴いている 力の限り 精一杯 ここにいるよと鳴いている お腹がすいたよ ミーミーミー ここは暗いよ ミーミーミー 誰かが小さな猫を拾い上げた タオルでくるんで温めた ミルクを口に含ませた 小さな猫はたくさんたくさん鳴いたから 疲れていたのだろう 誰かがそばにいると知ったから もう鳴かなくても良いと思ったか そして静かに眠った

          小さい猫(詩)

          そこに愛はあるんか?

          昨日、学校から戻ってきた娘が私に聞いてきた。 「ママは、どう思う? 言った方がいいと思う?」 娘の質問の仕方はいつもこうだ。主語が述語が足らない。言葉足らずで毎回、それじゃわけわからんと注意している。 それはさておき。 話はこうだ。 学校で算数の小テストがあった。自分の席から見えるクラスメイトがカンニングをしているのを娘は見てしまった。 それを先生に言った方がいいかどうか、どう思うか?という事だった。学校で先生に言うか迷ったが、まず私たちの意見を聞いてみようと思った

          そこに愛はあるんか?

          ネゴはかせに恋してる

          ネゴはかせというキャラクターがある。 世の中には全く浸透していないが、私を夢中にさせている。 小学3年生の息子が2020年4月15日に描き始めたオリジナルキャラクターだ。 (当初4足歩行だったネゴはかせ↑) この頃、世界では新型コロナという未知のウィルスが拡がり始めていた。私たちの住むマレーシアは感染者が増える度に長期間のロックダウンを施行した。 街の動きは止まり、子どもたちは家で過ごすことを余儀なくされた。 そんな、家で過ごす時間の中で生まれたキャラクター。

          ネゴはかせに恋してる

          Nintendo Switchに息子が震えた日

          マレーシアで生まれマレーシアで育った息子が、今日9歳になった。 そんな息子が恋に焦がれたNintendo Switchをついに手にした日の話です。 ロックダウンでほぼ家から出ない生活にも慣れてしまった小学生男児、家でやることと言ったら、3つ上の姉と漫画を読んだり、描いたり、なんとなく縄跳びしてみたり。 つまんないと呟く日々が続いていたが、ようやく規制が緩和され、数ヶ月ぶりに彼の祖父母と叔母が我が家を訪れ、誕生日を一緒に祝えることになった。 久しぶりに祖父母や叔母に会え

          Nintendo Switchに息子が震えた日

          +19

          魔法一流学校 (娘12歳の漫画作品)

          魔法一流学校 (娘12歳の漫画作品)

          +18
          +17

          娘11歳の漫画作品 梅干しマン

          娘11歳の漫画作品 梅干しマン

          +17