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古川緑波「うどんのお化け」

今晩は、古川緑波の随筆「うどんのお化け」を朗読しております。

古川ロッパ(1903年~1961年)は、同時代に活躍したエノケン、
榎本健一(1904年~1970年)と、人気を二分した喜劇役者です。
下町のエノケン、丸の内のロッパ、といわれていました。
ロッパ氏はもともとが文芸春秋社の編集者、エッセイも達者なのであります。

ところで私がいままでに観た三谷幸喜氏の舞台でいちばん好きなのは、『笑の大学』です。
古川ロッパの劇団「笑の王国」や、榎本健一の「エノケン一座」が大人気だった頃を時代背景として描かれています。
映画『笑の大学』(こちらは監督は星譲氏。脚本は三谷氏)も、もちろん大好きです。

そしてこの舞台も強く心にのこっています。
エノケンのニセモノを描いた『エノケソ(えのけそ)一代記』。
三谷さんご自身が、古川口ッパ(ロッパのニセモノ、くちっぱ)を演じていらっしゃいました。