暖かくなりましたね。

もう桜が咲きそうです。

春が楽しみだなぁ。
お散歩いっぱいしよう。

今日は久しぶりに行った美術館でしみじみ思ったことと、

やっぱりこれか…！

って思ったことがあったので
それについて綴ってみようと思います。

行ったのは

「マリー・ローランサンとモード」

渋谷のBunkamuraミュージアムです。

引越して以来、時々しか行かなくなった渋谷。

会社員だった時は、
表参道で働いていたので、

毎日行ってて、それが普通だったけど、

久しぶりに行ってみると、

「場の持ってるエネルギー」ってあるなぁとしみじみ思いました。

今住んでいるところとは全然違う。

似合う服も歩き方も違う。

環境って思っているよりも
ずっと自分に影響があるなと思いました。

今の自分に似合う環境を選んであげることが
大切ですね。

久しぶりのローランサン。

絵は柔らかくて曖昧で、
想像の世界へ連れていってくれるようなものだけど、

本人はすごく強い人だったんじゃないかなと思います。

絵から

「譲らなさ」みたいなものを感じます。

ココ・シャネルのポートレートを依頼されて、

シャネルが出来上がった絵を気に入らず、
書き直しを要求されたけど、

ローランサンが断って、

結局ポートレートは受け取り拒否された。

というエピソードにも現れているな。と。

私がローランサンをみて、
いつも思うのが、

「好きなものだけ描いてていい」

ということ。

私にとってローランサンは、
好きなものだけを延々と描いてるっていうイメージなんです。

ローランサンが本当にそうだったかは
知らないけど、

それでいいんだなって思えるのです。

イラストレーターになったばかりの頃、

とあるイラストエージェンシーに売り込みをした時、

「あなたは描くものが片寄っていて、
イラストレーターとしてはなんでも描ける人じゃないといらない」

というようなことを言われたんです。

もちろんそれは当然です。

クライアントの欲しいものを要求にあわせて描くのが仕事だから。

そして思いもかけない依頼をいただくことで、
自分の枠も広がるから、ありがたいことでもあります。

でもその時に、

描きたいものだけ描いてちゃダメなんだ…！

って強く刻まれたのです。

だから

いろんなものを書けるようになろうと頑張ったこの数年。

最近…

私、絵を描くの好きなのかな…？

って、

心のどこかにある自分に気がついていました。

（ガッカリさせたらごめんなさい。内緒のお話です笑）

自分の好きなものだけ描きたいなぁ…



と心の奥底にある気がするのです。

時間は有限で命は有限で

やりたくないことをやったり、
苦しいことを修行のようにやる時間は必要だろうか？

修行が不要なのではなく、
うまくいくために。とか、認められるために。でなくて、

愛することのための修行がいい。

私が絵で1番描きたいのは、

人の顔なんです。

観るのも人物画が1番好き。


でも何より描くのが難しい。


でも自分なりに描けた時に1番喜びを感じるのも
人なのです。

「ローランサンにポートレートを描いてもらうのが社交界での流行だった。」

というのをみて、

それ、いいなぁ…！

って思いました。

ポートレートは少し前から、

やってみようか…

でも自信ないなぁ…ってうじうじてたけど、


やっぱりこれか…！

と思いました。

依頼してくれる人がいるかはわからないけど、
近々お呼びかけしてチャレンジするかもしれません。

（今でもご依頼は承っておりますが☺️）

その時はどうぞよろしくお願いします。

ここまで私のおしゃべりを
読んでくれてありがとうございます。

そんなあなたに
いいことがたくさんありますように。

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