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映画活動

悪魔 (2018) 藤井道人

TANIZAKI TRIBUTE皆勤!

なかなか皆勤賞と縁遠い人生を送ってきた身としては、いくら好きなジャンルでも3作品ぐらいが無理なく達成できるし、それが2週間限定(基本的に)、1日1回上映と程よい緊張感のある方が先延ばしになって見逃した...ということがなくて丁度良いなあという個人的な発見もありつつ。

とはいえ、やむを得ず見逃してしまった友人がかなり悔やんでいたり、多くの人が見るべき3作品

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15時17分、パリ行き(2018) クリント・イーストウッド

ヌーヴェル・バーグの映画でたまに、登場人物がスクリーン越しの観客に向かって「これは映画だ!」と話しかけたりすることがあるが、果たして、こういった作品を観たあとでは映画とは…なんて考えてしまう。

事前に情報を収集しないまま観にいったため、後半でオランド元大統領が登場するシーンで「これはいったいどうやって合成したんだ…」ということばかりに気が取られてオランドがどんなスピーチをしていたのかまったく頭に

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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017) ソフィア・コッポラ

ソフィア・コッポラは2000年代におけるガーリームービーの一時代をキルスティン・ダンストと共に築き上げてきた。というより、キルスティン・ダンストの(自称)熱心なファンとしては、彼女の名前を挙げておきたい。

自分がガーリー趣味かどうかはさておき、とりあえず新作が出たら要確認のソフィア・コッポラなのだが、いつからだろう、おそらく「ブリングリング」、「SOMEWHERE」のあたりから若干胸焼けというか

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悪女(2017) チョン・ビョンギル

「スタイリッシュ・アクション」て、なんだかくさいな...と正直思っていた。観た後も、果たしてあれがスタイリッシュだったのかどうかと言われるとなかなか判断が難しい。どちらかというと泥臭く血生臭く、スマートとは言えないこれを果たして「スタイリッシュ」だと言えるのだろうか。

スタイリッシュかどうかはさておき、この映画のアクションシーン、カメラワーク、入れ子式になったストーリー展開にすごいなあ、「新 感

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デトロイト(2017) キャスリン・ビグロー

こういった作品がしばしば論争を巻き起こし、批判されたりあるいはその逆で賞賛されるのは当たり前のことだと思う。そして、当事者でない人たちにはある程度の理解しかできないし、「あなたには分からない」と言われれば、そうに違いない。

この作品も然りで、肝心な部分を描ききれていないとか、説明不足でむしろ差別を助長しかねないと指摘する記事もみかけた。しかし正直この作品についていえば、それは感想として的外れだ。

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羊の木(2018) 吉田大八

6人の元受刑者って多いな、と思っていたら、原作では11人もいる!らしい。

いろいろな考察が楽しめそうな映画だった。主題歌の「Death is not the end」を起用した意味とか、田中泯さん演じる大野を除いてみんな食事シーンあったよなとか(これは私がかなりの空腹状態で観ていたから目についただけかもしれない)、そしてのろろ様である。

決してみてはいけない、のろろ祭りではのろろ様を先頭にして

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