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#2 離婚後の荒れ果てた食生活

子供は、四人授かったが、夫婦円満とは言えなかった。結婚して16年で離婚した。

一人で育ることを決心したのは自分だから弱音は吐きたくなかった。変な意地が、 結局子供たちを不幸にしてしまい、寂しい思いまでさせてしまった。

食事の支度をしても、一緒にテーブルを囲んで食べる事をほとんどしなかった。洗い物終わったら座ろう、なんて考えてるうちにもう食べ終わってしまい、いつも子供たちだけの食卓になっていた。食事の時間が、家族の会話の場として、とても大切なことも気が付かず、食べさせることだけで今まできてしまった。

残り物食べたり、お菓子だけですましたり、ひどい食生活を送っていた。一人だから何も言われることがないから、気にもとめなかった。

ただ、許せない人間のことを考えるたび、怒りがこみ上げてきてイライラすることがあった。
不規則な、生活から、食べたいとき食べて、好きなとき寝るという生活がいかによくないかを自分が体を壊してはじめてわかった。
仕事中、食べると気分が悪くなるのがわかってから、食べないようになってきた。食べても胃にあると、もたれ、不安になった。結果出してしまった方が楽に感じるようになった。だから食事の時間が嫌で仕方なかった。

食べないように決めてしまうと、少しのおやつでも気持ち悪くなる。一体いつまで続くのかと思っていた。

今の仕事に落ち着くまでも、結構食事には悩まされた。 ストレスもあったし、家庭のなかも、色々問題があった。

相談相手といっても、愚痴になるだけで、本当に悩み事を打ち明ける相手はいなっかた。
倒れる一年前位から、精神的にも、肉体的にもかなり辛い状態だった。でも、誰にも言えないうえ、頑固な性格だから、一人で抱え込んだ。
不安定だが、家に帰ってワインを飲んで、義務的な食事をして、だらだらと食べている時は、嫌なことは忘れることができる、唯一の時間になった。
しかし食べた後は最悪だ。苦しいし、気持ちが悪い。結果、吐き出してしまうのだ。
本当に疲れるのに、毎日繰り返す。こんな事いつまで続くのだろう。もっと違うことに時間を使えばいいのに。本当に虚しい
既に病んでいたのだろう。体も心も。
足がむくんだり、瞼のはれ、激やせ。仕事上でのストレス。兆候は色々思い出す。
それでも、飲食せずに仕事は出来ていた。
性格まで変わったと、後から同僚に言われ、更年期ではないかとも思った。

その頃は、いつも休憩時間の時に寒くて、眠くて仕方なかった。四月だと言うのに、ダウンを着て寝ていた。

今、思い出すと、8年位前、よく顔や手が黄色いと言われた。その頃からおかしくなり始めたんだろうか?

倒れる前の日のことで、何も飲食せず寝入ってしまったが、それで良かったのかもしれない。
ワイン一口でも飲んでいたら、何か口にしていたら、低血糖で倒れることはなっかたのではと思ったが、それこそ死んでいたかもしれない。いつかはこういうことが起きたのだから、あの時倒れて良かった、と今は思える。
生きていられたこそだが。


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