拙い映画感想文「PERFECT DAYS」
先週末に「PERFECT DAYS」観てきました。
プロ野球のシーズンが終わってテレビをつけることもなく、情報のノイズを消したいがためTwitterも辞めたので映画に関する情報はほぼ皆無でした。
数年前からかぜのたみさんという方のYouTubeを家事をしながら聴いているのですが、その中でこの映画の話がちょこっとでてきたので気になって観てきました。
(こちらの動画の56:33くらいです。)
どういう人が好きそうか
この映画はVlogやミニマリストなど生活系の動画が好きな方に好まれそうだなと思いました。
主人公の平山さんが淡々と仕事のある日とない日の日常をこなしていきます。
平山さんの日常を観ているのは誰かのVlogを観ているような感覚でした。
良い意味で。
登場人物について
平山さんは基本無口なキャラクター。
ただ、周りにいる登場人物が絶妙に濃い。
出てくるのは度が過ぎて変な登場人物ではなく、実際に自分たちの生活している周りにも居そうだなと思えるキャラクターばかりで彼らに愛着が持てました。
好きなシーン
通勤中にカセットテープで流れる音楽が好きでした。サブカルぶれました。
男1人で軽のバンに乗って仕事をしに行くというところも好き。
僕はなぜだか昔からそういうシーンに憧れがあります。
スーツでビシッと決めてオフィス街で頭よさそうに働くというよりも。
なので「まほろ駅前多田便利軒」の世界観もかなり好きです。
この映画で1番幸せそうだなと思ったのは居酒屋の大将。
好きなキャラです。
あとは姪っ子と銭湯に行ったとき。
セリフなしでそう思わせることができる演出がすごいなと感じました。
この映画は爆笑するシーンはあまりないけれど銭湯のシーンみたいにクスっと笑えるようなシーンが多く散りばめられていて楽しかったです。
ラストシーン
ラストは平山さんが運転している顔のアップがしばらくの間映ります。
笑顔で涙を流している表情。
これは何を意味しているのか。
ラストの場面で結構長い尺を使ってのシーンなので何か意味はあるはず。
僕は平山さんは心のどこかで寂しさを感じているのではないかと思いました。
最期のシーンは平山さんがいつものルーティンとは違う日々を過ごす中で色んな人と深く関わり生まれた葛藤のような涙なのでは?
と僕は思いました。
この映画とても面白かったです。
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