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子供の自主性を重んじる②献血の巻

その二、献血。

ある土曜のお昼前。学校での模試が終わって帰ってきた息子君。

途中、ガソリンスタンドの横に献血車が停まっていたらしく

「僕も献血したい!」

と帰宅するなり言い出しました。

カエルの子はカエル

実は夫が献血太郎君で、日本にいた頃の献血手帳はスタンプでいっぱいだったし、アメリカでもかなり献血をしています。

献血回数が多いせいか、献血ノベルティグッズ(と言うのでしょうか?)を別送でもらっていて、"Proud Blood Donor"という赤字に白抜きのTシャツや、"Donate Blood. Make Difference."という下のようなバスタオルまで家にあります。

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確かに、我が家。献血へのハードルが思いっ切り低い家庭環境ではありますね!

いざ献血へ

献血車を見つけた息子は、担当のおじさんに段取りを聞いてきていて、もう今からすぐ家を出るつもりになっています。

保護者の同意サインが必要だから。と、またもや一緒に行くことになりました。

献血は悪いことではありません。むしろ、ありがたく受け取ってもらえるものです。

ピアスとは全く次元が違います。

ですが、まだ親の同意がないと出来ないことがあるのに、即断即決!何でも自分一人でやろうとします。

そして、コロナ禍だからと言って献血をしないという選択肢はないようです。

だってそこに献血車が停まっているのだから、「今でしょ」って。

ちょっとだけ献血車の様子

息子と行くと、「やあ、よく来たね、ありがとう!」と担当のおじさんが笑顔で迎えてくれました。マスク着用でもニッコニコ。今にも抱き着かんばかりの歓迎ぶりです!

それもそのはず。他の献血者はきちんと予約して来ていて、息子は飛び入り参加でした。その場でアプリをダウンロードし予約を入れてGo!

マイクロバスの中には革張りのリクライニングチェアが4席と看護師さんが4人。

息子は最低必要体重122 lbs(約55.3kg)を辛うじてクリア!

看護師さんから

"Barely, Barely" (体重ギリギリね~)

と体重計を2つも使って念には念を入れられてしまった計量でした。

そして長い問診の後、椅子に座り、握りしめる為のゴムボールを手に、ようやく初献血!となりました。(一回で500ccです。)

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今まで血液型を知らなかった

実はアメリカの病院では、子供の血液型を調べてもらえません。

生後間もなくから、あんなに検査検査で子供の指に針を刺して血を採っておきながら、血液型くらい教えてくれても良いのになぁ・・・と今まで何度も思いました。

血液型は輸血等で本当に必要な時に調べるそうで、息子が生まれて今までずっとモヤモヤしていたのでした。

ということで、この度ようやく息子の血液型が分かりました!

帰り際、担当のおじさんから、

「僕たちは四半期に一度ここに来てるからね。また次も是非来てね!」とのお言葉が。

息子君、Blood Donor リピーター確定です!

◇◇◇

みんなのフォトギャラリーからお借りした血液バッグのイラスト。血液型がAB型だけだったのですが、なんとなくこのイラストが良いなぁと思ってしばらく下書きに入れていました。

その間に息子の血液型が分かりまして、ABでした。
えーっ、と驚きが隠せず。(確率が低かったので)

言霊ではなく絵霊!?

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