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これが、ピアノ小協奏曲<里山の怪異>第2曲「雪女」です。

風間真
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フルアルバム「天照」の後半のピアノ小協奏曲<里山の怪異>、その第2曲が「雪女」です。「天照」の約半年前に先行リリースしたミニアルバム「狭依姫」にも収録されています。ピアノ協奏曲ですから、ピアノと管弦楽ですが「雪女」の雰囲気を創るため、ソプラノのスキャットを入れました。吉田秀美さんです。雪女伝説は日本各地にあります。人間の男と出会い夫婦になりますが、結末は2種類で、最後に夫を殺してしまうバージョンと、子供の顔を見て、夫を殺せなくなるバージョンがあるようです。初演の際、その「殺してしまうバージョン」をステージで実現しようと企みました(笑)。独唱者に雪女役をお願いし、独唱者の傍らに夫の人形を置き、歌い終わった独唱者(雪女)は日本刀(もちろんオモチャ)でその人形の首をはねるというもの。これは直前に周囲の人々に止められ(当然ですね(笑))、人形の代わりに和服を着た少年を座らせておき、独唱者は歌い終わると、短刀で少年の首を刺し(もちろん真似)少年は倒れる、というものに変更しました。これも今考えると、かなりドギツイです(笑)、とにかく私のユーモアはブラックなので(笑)。曲については、とにかく美しい曲を書きたくて、こんな曲になりました。

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