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山下達郎はライブを見ないと!2023年全国ツアー初日公演に行ってきました

山下達郎さんのライブツアー2023年度は、
2023年6月30日(金)さいたま市文化センター(南浦和)を皮切りに、
11月6日(月)沖縄市民会館まで、18都市39公演を行います。

その初日のさいたま市文化センターに昨日の夜に行ってきました。


一日経った今も、そのライブの熱気と興奮は冷めておりません。

山下達郎のコンサートといえば、チケットが取りにくいことで有名です。
僕も過去何度も申し込んでいますが、
1997年のNHKホール、2013年大宮ソニックシティに続く 3度目。

さいたま市文化センターはJR京浜東北線南浦和駅西口ロータリーからまっすぐ5分程度歩いたらある小ぢんまりとした素敵なホールです。

駅近の珈琲店で軽く食事を済ませて小雨が降りそうな中僕らも出発します。
駅からホールへ向かう一本道はライブ観客が続々と続きます。

ホールに到着したのは、開場17時半を20分程度経過したくらい。
既に物販も行列が出来ています。

今回のライブに合わせてファンクラブに入った(!)長男に
「ツアーグッズ買わないの?」
と尋ねると、
「並ばなくても通販で買えるからダイジョーブ」
おお、流石よく調べてる。

会場内も既に半分くらいの入り。
僕らの席は、2階席センター寄り3列目なので、近いとは言えないですが、
見通しもよくてなかなかの席でよかった。
18時15分、開演時間まであと15分。
眼下に見える1階席も、周りの2階席も空席がかなり目立つ。
雨だし、出足遅れているのかなぁ、とか話していたら、
開演5分前、気がついたらあっという間に満席になっていました。
みんな、物販並んでたのかもね笑

18時半きっかりに客電が消えて、メンバーと達郎さんが出てきます。
1曲目は達郎さんのカッティングで始まる。
『FOR YOU』収録のSPARKLEだ!
初日でしかも1曲目ということもあって、ちょっと音のバランスが悪いのか、こちらの耳がホールの反響に慣れていないのか、
コード感がなんだかずれているように聴こえますが、曲が終わる頃には馴染んできました。

そこからは、途中いつものアカペラコーナーや長めのMCやらを挟んで怒涛の本編ライブへなだれ込みます。
セットリストは。。。覚えていません。すみません。
 
今回は、RCA/AIR時代の音源をアナログで再発していて盛り上がっていますが、ライブ選曲もこれまであまりやっていなかった昔の曲もやるよ〜、てことで新旧交えたセットリストで、
きっと誰かがツアーのセットリストをブログにあげてくれるでしょう。


バンドメンバーはいつものBassの伊藤広規さん、Keyの難波弘之さんをはじめ9人。(Key: 2、Guitar: 1、Bass: 1、Drums: 1、Sax: 1、Cho: 3)

さらに、もう1人ステージ左奥にMacbookやミキサーに囲まれています。
マニュピレータ?ステージ上にミキサー?
10年前に観た時はこの方はいなかったなぁ。
今回は、アカペラコーナー以外にも、イントロからオケの流れた曲もあったのでそういう担当の人だろうか。

あと、今回のツアーからライブでギターをずっと弾いていた佐橋佳幸さんが卒業されることになったそうで、
僕は全然知らなかったのですが、
「今回からギターの人が若い人になるみたいだったよ、名前誰だっけなぁ」
と長男が言うのです。

新しいギターの人のステージ立ち位置は佐橋さんと同じく左側、
うーん誰だろう?
カスタムのテレキャスターとセミアコ。
うん、分からん。
双眼鏡ないから顔が見えないしなぁ。
で、何曲目だろう、今回から新しいギターで、と紹介されたのが
鳥山雄司さん!
「全然、若い人じゃないよ!てか、パパより年上だし超ベテランやで笑」

そうかぁ、鳥山雄司さんが山下達郎バックバンドに入ったかぁ。
佐橋さんより全然キャラが違うトーンのギターですが全然OKです。
SILENT SCREAMERとBOMBERではソロを弾きまくるシーンもありました。

あと、やっぱり達郎さんといえば、ライブの人です。
CDやレコード聴いていただけじゃ全然分からない、ライブの凄み。
とにかく、歌いながらギターでカッティングしまくるんです。
アカペラコーナーと1曲だけエレピを弾き語りする以外は、終始カッティングを引き倒す。
とにかく勢いのあるカッティング。
日本でここまでカッティングに命をかけているギタリストは
ミシェルガンエレファントの故アベフトシか山下達郎かといってもいいんじゃないかというくらい。

今回のライブでは、過去観た2回のライブより、引き倒すという表現がそのまんま。
ソロやオブリなんてことも一切なし。
潔いくらいカッティング一筋。
達郎さんがステージ前方に出てきて、カッティング・ソロの見せ場も2曲くらいでありました。
「ギターはリズム楽器だ!」という迫力が漲っていました。
これはもう絶対、観た方がいい。

歌の凄さはいつもどおり。
御本人もMCでおっしゃっていましたが、昨年コロナに罹って以来お酒を絶たれたそうで、その影響かすこぶる調子が良いとのことでした。

ライブ終盤の見せ場のひとつ。
ステージ後部のお立ち台にあがって、マイク無しでアカペラで歌うコーナーもありました。
もはや達郎さんのライブは古典芸能の粋に入っている。
これまでのライブ映像はおそらく撮影していると思うので、
ホント、いつかBlu-Rayで出して欲しいです。

20時40分、およそ2時間10分の本編終了、
アンコールにもすぐに出て来られて、ライブ終了が21時20分。

達郎さんのライブといえば、3時間超えがザラでしたが、
今回は約2時間50分。

いや、それでもいいんです。
歌いっぱなし、弾きっぱなしで2時間50分。
今年で70歳ですよ!70歳!

70歳といえば、過去のヒット曲を申し訳程度にやって、
昔とは比べるもないフェイクした歌い方で、
あぁ全盛期に見たかったな、というのが通例でしょ。
それが、もう全く昔と変わらぬ全力のライブですよ!
手抜き一切なし!
ローリングストーンズのキース・リチャーズだって、もはやレイド・バックしまくりのギター弾いてるでしょ。
全然違う。
右手千切れるぜ、てくらいカッティングしているし。
喉つぶれるぜ、てくらいシャウトしているし。

そして、なんと!
アンコールにこの6月からCMソングになっている新曲「Sync of Summer」も初演されました。
これがアップテンポで夏らしい陽気な80sポップって感じの素敵な曲でした。
7月末にCDシングル発売らしく、絶賛予約中です。

あと何年出来るか分からないけれど、これからも続けられる限りライブツアーはやっていくよ、とおっしゃっていました。
あと数年後にはシュガー・ベイブから数えて50周年の節目もあるだろうし、来年以降のツアーも申し込むぞ!

達郎さんはやっぱりライブです。
あーぁ、ライブ映像リリースしてくれないかなぁ。


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