維新の会

大阪で地域政党として生まれた維新の会には特徴がある。
小さな政府を目指し、個人は自助努力によって社会に立ち、社会的弱者に対する配慮に税金を必要以上に投じない。
個人は社会に対する責務を負うが社会は個人の権能を天賦の人権にすら認めないものがあり、旧来型の権益を否定して、自分たちの党派が裁量を持っている形のものに権益を手に入れようとする。
こども図書館に関して従来あった施設を予算カットして廃止し、新たに寄付金を募って同様の施設を作ろうとしたり、市民病院を予算カットして廃止し、その後に民間病院を作ろうとしたり、公営地下鉄を廃止して民間企業にしたりしている。小さな政府による政権運営の体質が現れている。
そのような党派は社会保障政策にも小さな政府の特質を出すであろう。
財政支出をリストラするときなぜか社会保障費用から削減しようとする傾向というものが維新の会に限らずあって、消費税は税率を引き上げても福祉政策の予算は削られており、消費税の税収は福祉政策以外のことに使われている。
そしてその小さな政府であることに賛成の民意というものがあって、維新の会は議会で躍進している。
維新には反維新では勝てない。維新とは違う政権運営の理論と実際を提示出来ないと維新には議会で勝てない。