僕の息子は僕よりもげーじゅつの意味を知っている、の詩

アヴァンギャルド
 
チラシをつくるので美術を習っていた妻に人生で初めて
アヴァンギャルドという言葉の意味を聞いた
 
前衛的という美術の意味と前線という本来の意味を答にもらい
ロシア・アヴァンギャルドは戦う人の掛け声なのだと感心した
 
ダンスのあるイベントのチラシだから美術の方の意味を問いかける文章を書いて
十枚ほど刷りだすと明後日二歳になる息子が持っていってくしゃくしゃにする
 
もちろん追いかけるのだけど追いつくたびに
紙が折れているのも見ずに手を振る息子はにこにこ
 
ようやく膝の上に捕まえて百枚刷ると
プリンターの排出口をじっと観察するので一枚あげた
 
イベントの主催に息子が前衛の意味を問いかける
チラシを折ったと連絡したが面白がっている返事
 
僕自身が親という体制だねと誰かのようにつぶやく前にはご想像の通り
ママとおにぎりをつくるために躊躇なく捨てられた一枚の紙きれが床に


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妻と息子のいる通勤時間の詩集(仮題)

2016年2月生まれの長男と妻のいる生活を通勤時間に書いた詩です。 幸運なことに、家族と生活する時間を多くできる生活を行っています。この生活の中で見つかるものと、これまで生きていたことで見つけたことを日々書きたいとおもって作りました。 画像と、テキストで違う詩になっている...

コメント2件

山口さん😄ちわばんです。
子供は無邪気ですよね😉
悪気もなくなんでもやっちゃう。そんな心は大人になったら
半分以上忘れてしまう。もっとかな?たかが紙きれされど紙きれ、大事なもの、大事な事、
後々きずいて、泣くのは大人。
無邪気なまんま大人になりたかった。何にも気にせずに
と、思う今日この頃です☺
こんばんは!起きたことも気にせずに今日をすごせたらいいなとおもってます!
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