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枯山水

最近、感動したのは、枯山水です。
仏教(古代インド)の世界観を表現したのだとも、
古代中国の神話の、南海に浮かぶ不老不死の島・蓬莱山(ホウライ)を表現したのだとも言われるそうです。

仏教の世界観では、世界は円盤で、中心に須弥山(シュミセン)という高い山がそびえており、宇宙軸となってます。この軸の周りを山脈と海が幾重にも同心円状に連なり、
さらにその外に、四つの大陸が、ちょうど4枚の花びらが雌しべを取り囲むようにして大洋に浮かんでいます。

宇宙は、ロータスの花のような形をしているんですね。

日本庭園では、須弥山を、細長い岩を立てて置くことによって表現しているようです。
池は、大海を象徴しているのでしょうか。

日本人の心の深いところに、古代インド人が空想した宇宙観が入っているのだ、ということに気づいてびっくりしました。

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