Makoto Tono
結局 捨てることもできずに持っていた小枝に 小鳥がとまった その重みを感じて ああ 良かった と思う 誰かのために 生きるとき 命は より輝く 小枝に乗る小鳥は た…
2021年6月28日 07:06
結局捨てることもできずに持っていた小枝に小鳥がとまったその重みを感じてああ 良かった と思う誰かのために 生きるとき命は より輝く小枝に乗る小鳥はたいまつの炎のよう見つめあうと どこか安心してなんとなく最後は きっと 大丈夫 と思えたああ 君は僕なのか読みかけの本のページを風が ゆっくりと めくる小鳥の後ろ姿は もう小さくなっていた手に残る感覚を