🔵1999年所属選手🔴

序文

  サッカーを見始めたときは時から、さらにいえば小学校の体育でサッカーやる時からなぜかキーパー興味があって。
硬い砂利がいっぱいの校庭でダイビングなんかしちゃって血まみれになったこともありますが、 好きなんすよキーパー(でも、当時はサッカーチームが表立っておらず習っていたのは剣道。)

  初年度から東京は見てきて色々なキーパーを見てきました。本当にすばらしい選手達が在籍していたと思います。

とはいえ１つしかないポジション。華々しくプレーをし東京のゴールを守り大活躍し大歓声をうける選手もいれば
出場機会がないままサテライトやトレーニングマッチの出場のみで退団した選手は数しれず。それでも腐らず黙々トレーニングを続ける。
キーパーという過酷なポジションに生きる選手たちに最大限のリスペクトを送り、振り返ってみたくなったんです。

当時の思い出を、知らない人たちにはこういう選手がいたんだと少しでも思いを馳せてくれれば幸いです。
長くなりましたがでは、いってみましょう。

※※あくまで個人的感想ですので思い出補正が激しかと！
そこらへんはよろしくお願いします!

1999年 〜FC東京 Jリーグ新規加入J2参戦〜

🔵堀池洋充選手🔴

-「小柄」を武器に戦った1stGK

JFL東京ガス時代から所属している175cmと小柄なGK。
 小さいということがネガティブではなくポジティブに。そのすべてを駆使しFC東京初代1stGKとしてすばらしい活躍を見せてくれました

 俊敏性、シュートストップ、ポジショニングが印象に残りますが最大の特徴はなんといっても【声】。
どこにいても聞こえる、大きく通りやすいコーチングで東京を一番後ろから支えました。
 
 当時観客はそう多くなかった西が丘では客席が近いスタジアムということもあって、威勢のよい、景気の良いゴール裏の声援と共に堀池選手の声でゴールエリア周辺はいつもにぎやかだったと思います(相手CK時ゴール裏が選手に指示を出していたような。。。)

※大声が代名詞大熊監督の声も響きわたって名物になっていたことを追記します

99年 7月の試合で肩を負傷しその年は不出場。
2000年にJ1、天皇杯に共に1試合出場して社業専念ということで同年引退。

 引退試合となった天皇杯は大きな声を響き渡らせていた西が丘でした。
にこやかな笑顔も印象的で
サンドロ-小峯両CBとともに堅守FC東京を支えたGKでした  

🔵鈴木敬之選手🔴

-激動の99年後半戦を戦い抜いた1stに匹敵する2ndGK
 
東京ガス時代から所属選手。JFL時代に堀池選手負傷→鈴木選手出場の流れがあったようで(その時代は未見)

99年も同様に堀池選手から引き継ぎゴールを守りました。
2ndGKとしていつ出場があるかわからない中で準備を怠らず気持ちを切らさず出番を待ち続けました

アクシデントで途中出場となった7月アウェイ札幌戦も動じることなく見事クリーンシートを達成。その後は1stGKとして定着し最終節までその座を譲ることなく戦い昇格、J2も参加していたナビスコカップ(現ルヴァンカップ)のベスト4入りにも貢献します。

鈴木選手の印象は
突出していたものはないけどバランスの良さ、安定感、安心感、派手さはないけれど確実。大崩れすることが少ない

自分はこの時東京見始めて、2年位。鈴木選手に活躍をみて2ndGKは大事！ということを学べたと思います。

堀池選手負傷→鈴木選手出場時
ゴール裏で配布されていたフリーペーパーで書かれていた一言がインパクトありました。

「サミー・ソーサの代わりがマーク・マグワイアなんだよね」

(逆だったかな? 当時活躍していた米国野球のホームランバッター。)少々大げさな気がしますがそれくらいの良い関係の2大GKを東京は誇っていたということでしょうか。

🔵遠藤大志選手🔴

-コツコツとコツコツと試合出場を目指し続けた先に

千葉県の名門高校市立船橋で高校選手権優勝を経験するなど実績を積んで98年に東京ガスFCへ入団しました。
入団しましたが。。。2006年末の退団まで公式戦出場は天皇杯1試合のみ。ベンチ入りはありましたがリーグ戦やカップ戦の出場は叶わず

しかし、しかしですよ。98から06年。小学校入学した子が中学生になり来年卒業か‥‥(計算あってる?)という莫大な年月を試合に出れない日々が続きながらも出場を目指しめげずに‥‥いや、めげる日もあったでしょう。
けれども前を向いて
毎日毎日毎日毎日戦ってきた姿勢はとてつもなくすごいなと、すばらしいです。

サテライトでベンチ入り2人で
控えが遠藤選手しか残っていない状況。
怪我人がでたのでフィールドプレーヤーとして出場！
ということを覚えてる方もいるかと思います。

人によっては「GKですから、勘弁してください！」っていうのもあるでしょう。そういうのもわかります。

この件に限らずチームに期待され、求められたものをこなす、チャレンジする姿勢というのが評価され試合出場のない選手でも長年契約結ぶこととなったのでは❓と思います。

そんな遠藤選手ですが
プレシーズンマッチとはいえ
世界規模のチームバイエルンミュンヘンとの試合に出場、
山形移籍後FC東京と対戦、という機会に恵まれました。ファンサポーターにとって大きなニュースとなる試合となり嬉しかった思い出です。

2nd、3rdキーパーでも虎視眈々とブレずに挑戦、戦い続ける選手にはいつかきっと‥‥と期待を込めて応援したいなと思わせる選手でした

🔵仁田尾博幸選手🔴

-シーズン途中、停滞気味の東京を盛り上げ続けた貴重な戦力

99年のシーズン途中、1stGKが負傷長期離脱となり鈴木選手が1stGKとなった東京。GKのバックアップ層が薄くなったことで京都からレンタル移籍加入したのが仁田尾選手です(藤山選手と鹿児島実業高校同期)

雰囲気を良くしよう、明るく行こうと仁田尾選手とにかくアグレッシブ。西が丘初登場時アップ前にゴール裏を煽る煽る。それに答えるゴール裏。在籍中試合出場はかないませんでしたが やれることはすべてやる! とサブGKという立場であっても東京を勝たせる!という意気込みはヒシヒシと伝わってきました。盛り上げ役という観客にわかりやすい姿もありつつ、練習場の行動もチームに貢献、影響を与えてくれていたようです。
(荒川裕治著  FC東京の挑戦―魅せる「セクシー・フットボール」をめざして   に詳しい)

J1昇格が簡単に行かないのはわかっていたけど、想像以上に結果が上向かず怪我人も増え、雰囲気もよくない。苦しい状況の中ズルズル落ちていかないために 前向きに明るく盛り上げていく貢献度は計り知れないものがあります。

契約の影響で最終節まで在籍はできずJ1昇格の瞬間をみんなと祝うことができなかったのが残念ですが目標達成の立役者の1人としてしっかりと記憶に残っている選手です。

🔵林一章選手🔴

-シーズン途中入団。在籍時は活躍できずその後豊富なキャリアを活かし活躍中

 当時のFC東京のフトコロ事情、台所事情が今ほど潤沢ではない時代。数少ない途中入団として加入しました。

 大学を休学→単身ブラジルへと刺激的な経験を積み、東京へ。出場機会はなく99年で退団。
2000年は水戸ホーリーホックへ入団。
後にデッツォーラ島根で長年プレーしつつ高校教師務めながらサッカー部を設立に尽力したり、北澤豪さんのアカデミーや中田英寿さんのテイクアクションにメンバー、JFA夢先生 GKコーチ、監督代行と多種にわたって活動しサッカーの普及に尽くしています。

さらにチャリティフットサルを開催し難民キャンプなどの支援などに積極的ですね。(上記の大学→ブラジル行きも詳細が書かれています)

 自分にできることをサッカーを通じて積極的にやっていこうという姿勢セカンドキャリアとしての道をしっかりと示していますね。地道に活動されていますが、機会があればFC東京とも絡みができるといいですね。

 以上99年のFC東京GKを振り返ってみました

それぞれ、魅力的で人に歴史あり!大小関わらずFC東京に力を注いでくれた選手たちに最大限のリスペクトを。

次回はいつの日だ❓稚拙な文章で失礼しました。

GKが好きなんです。

引用 wikipedia FC東京オフィシャルHP