アルフレッド・シスレー


美術館へ行く。五年住んでいるけど初めて入った。酒屋で珍しい日本酒を買う時くらいしか駅の反対側に来ることはない。
印象派。
モネ、ゴッホ、ルノワール、セザンヌ、シスレーやらの作品を眺めた。
モネの草原と日傘の絵、シスレーのどっかの村の絵、ゴッホの川と橋の絵、作者忘れたけど黒い服の女の絵、五重奏の夜の絵、ヴェルサイユの庭の鬱蒼、海岸とミモザの絵、私と村。セザンヌのプロヴァンス、オーセールの橋。
2回目に歩いた時に足を止めて見たのは上記の絵。抜けているのもあるかもしれない。
屋上の公園にハンモックがあって、子供が遊ぶためのものなんだけど寝転ぶと気持ちよくて、寝てしまった。
もう春の感じも少なくなった。かなり強い日差しが、閉じた目に優しい赤色を残す。太陽の白い粉を聴いて、彼の砂漠を聴いて、ハンモックはゆらゆらと揺れる。本当に幸せだった。
午後の初めにカレーを食べに行った。
10時頃に入った美術館を出たのは13時過ぎ。美術鑑賞って時間かかるし結構疲れる。
帰り道に酒屋に寄って、羽根屋と天狐酔を買う。羽根屋は間違い無く美味しいだろう。天狐酔は限定の酒で、名前が気に入ったから買ったけど美味しいだろうか。
喫茶店に着いたのは2時半で、お客さんは少し。ビーフorチキンで迷って、こないだ自分でも作ったビーフカレーに決める。
赤ワインだと思うコク、玉ねぎはよく炒めて裏漉しして、牛肉は気の済むまで煮込む。かなりスパイシーで、サラッとした甘みのあるカレーだった。大盛りにしてよかった。
要するにめちゃ美味しかった。また来よう。
タバコを吸いたいのを我慢する。アイスコーヒーの氷は午後のリズムで溶けていく。

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