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ミヤネ屋に出演して気づいた、コメンテーターとしての心得

2月26日にミヤネ屋にコメンテーターとして出演してきました。

顔濃いな

ラジオのゲストや電話出演はこれまでに何度となくやってきたんですけど、テレビとなると話は別で。

今まではどうにも形にならなかったんですよね。話はいただくけど直前でダメになるっていうのを最低5回は繰り返しているという話は以前書きましたね。

で。
今回もどうなんだろうって思っていたら特にストップも掛からず本番を迎えました。

Skypeによるリモートでの登場で、緊張はありましたし、普段Voicyでやっているような滑らかさはなかったと思いますけど、最低限私の想いは伝えられたと思います。

これもまた、普段の訓練の成果だとは思うんですね。
日頃からやっておいてよかった。

だから、恐らく今後はもっとうまく出来るとも感じました。初めてでよく分からないところがあった分だけパフォーマンスは落ちちゃったのかもしれません。

ただね。
緊張とか場慣れとかそれ以前に、ワイドショーのコメンテーター業っていうのはやってみないと分からないことってあるんですよ。

そこで今回は、皆さんが仮にワイドショーのコメンテーターでオファーが来たとしても対応できるように、私が気づいた点を幾つか紹介します。

気づき①:台本作りから関わる

ワイドショーには当たり前のようですけど、台本があります。これはラジオ番組でも同じです。

で、この台本についてはそのコーナーで紹介するトピックについてストーr-があって、それに沿って作られている訳です。

そして、コメンテーターの専門領域がありますので、それについて話を振られたらお話をしていくことになります。

番組に出演する前からスタッフの方に、台本作成の根幹たる私の意見、見解を結構ガッツリ聞かれるんです。なのでそこからもう準備は始まっています。

で、それを元にフリップとか台本とか出来て。

事件やトピックに対して私の意見を元にストーリーが出来上がる。だから直前に話をいただくと「ミヤネ屋」に結構つきっきりになるんです。

②台本があっても準備はしておきたい

本番の日になると台本がもらえます。

この流れの通りにパスが来ることは間違いないんですけど、実は台本って私がしゃべることが一言一句詳細に書かれている訳ではないことが多いんですよ。(ラジオの時も結構空白みたいな感じで表現されていました)

台本のストーリーは私が話がことを元にして作られているので、この時点である程度話せる状況にはあります。

ただ、これだけじゃ不十分なんですよ。

滑らかにテレビの前で喋るには文章化したものを手元に残しておいた方が遥かに安心です。

元々私は本番1時間前まではその台本で十分だと思ったんですけど、少しシミュレーションしてみたらこりゃやべえぞってことに気づきました。

慌てて私に振られるトピックの部分について文字起こしを始めました。

結構この時気が気じゃなかったです。だって、頼りになる命綱が無いことが直前の段階でわかっちゃって、美味く喋れないかもしれないってことばかりがチラつくんです。

まぁ気づいてよかったですよ。
このまま本番入ったら相当大変だったと思います。

どうにか8割方書いて、それでも2割は準備しきれなかったんですけど、ある程度の安心は確保できました。

③リモート出演だとカメラの位置の指定が結構細かい

恐らくこれは、テレビ画面の中で私の顔をクリアに表示するための配慮だと思うんですけど、ある程度Skypeの画面を切り抜いた形で表示させるんですよ。

でもZoomの画面に私の顔が中央にドアップっていう感じではダメらしくて、かなり引いたところで画面の中心に顎が乗るくらいのところを指定されるんです。

このポジションを維持するのが難しくて。

今回の放送はSkypeだったので、私の環境の制約上Skype用のPCと台本を出しておく用のPCという2台構成で対応したんですけど、台本用のPCに目を落として喋ると顎のポジションが乱れるんですよね。

ましてや画面引き気味のところから映しているので、ちょっとのズレで顔の中心が結構離れちゃう。だから本番前に結構顔の位置については指摘を受けました。

ああこれも注意しなきゃいかんのか、って緊張するわ、話すことの整理に汲々とするわ、頭の位置も考えなきゃってことでキャパ超え寸前でした。

④アドリブ進行も少なからずある

これが最もヤバかったやつです。

私が今まで出てきたラジオ番組はある程度台本の枠組みの中で収まっていましたけど、ミヤネ屋は出演者の方が場の流れで枠に無いことを聞いてくることが結構あるんです。

体感で台本7割、アドリブ3割くらいですかね。
アドリブ4割でもいいくらい。

アドリブが私は決して利かないタイプではないのですが、今回は本当に危なくて。

私に話振る前から、コメンテーターの方がガチギレしてるんですよ。

えらいエキサイトしていて、暴行があったのに警察に行って刑事罰に問わないといけないと言い始めて、目が血走り始めて。まぁそれだけの事件だったから仕方ないんですけど。

で、私に話が振られるわけです。

そんな準備はしていない訳ですよ。その是非については全く用意していないところからアドリブで回答です。

ただ、流石におっしゃる通りでございます。刑事告訴すべきですみたいなことは言えないですよね。

どういう意図で被害届を出していないか?とか分からないですし、だけど常識的には出していないのは確かにおかしい。しかも目が血走ってる。

とりあえず私はそこで刑事罰を問うことについては検討しなければいけないけど、暴力力士は大体引退している。だから罪を問うこと=抑止力になるとは言えない。もし刑事罰に問うことのゴールが抑止力と考えての主張であれば効果的でない可能性はあります。

ってなことを答えたわけです。

いや、
これは何とか捻りだしたし、1時間くらい考えても多分ここに行き着くと思います。

これは一つの例ですけど、他にも大小色々ありました。

用意していないのが来るとやべえとも思いましたし、何度もそういう感じだったので、話の流れを掴むために中盤からあまり台本を見ないようにしました。そっちの方が多分重要なんですよ。

⑤どんな出演者が居るのか事前に確認しておきたい

これは反省を踏まえて考えたことです。

アドリブの部分を少しでもなくしていきたいと思ったときに考えたのは、どんな質問が飛んでくるかを事前に想定しておくことでした。

それは恐らく、どんな人が居るか?という部分が大きいですし、そしてもう一つはアドリブを仕掛けてきがちなのは誰か?というところも大きいと思うんですよ。

今回であれば警察OBの方がそれに当たったわけで、本村弁護士辺りは私には質問してこなかったので、あの方を抑えておけばよかった。

まぁ対策し過ぎると逆にほかのことに手が回らなくなる可能性もあるのでバランスは考え物なんですけど、でもクセ強そうな人が誰なのかということくらいはあってもいいかなと思いました。


とりあえず初めてのワイドショーコメンテーターの反省会としては以上です。

皆さん、これでいつワイドショー出ても大丈夫ですよ!!

私はもう、2回目の準備をしています。
とにかく、クセ強そうな人はマークしておきたい!

ということで。

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