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読んだ本

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読書の価値は,「情報」でなく「体験」にあると思う.「この本読んでみよう」と思える文章が書きたいけど,要約にとどまっているのが現状.
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記事一覧

『脳の地図を書き換える 神経科学の冒険』を読んだ.

『脳の地図を書き換える 神経科学の冒険』を読んだ. 脳はすごい柔軟性を持って生まれるよう…

makuta
5か月前
6

「知覚の本質は,脳の物語製造能力...?→!」という本を読んだ

『心はこうして創られる「即興する脳」の心理学』を読んだ.本書の結論には,本当にしびれた.…

makuta
5か月前
4

「迷走文章矯正ギプス」だと感じた本〜パラグラフ・ライティングの入門書を読んだ

『論理が伝わる世界標準の「書く技術」』を読んだ.本書は,パラグラフ・ライティングという,…

makuta
5か月前
2

『世界少子化考 子供が増えれば幸せなのか』を読んだ

『世界少子化考 子供が増えれば幸せなのか』を読んだ.世界各国の経済状況,家族観,法制度,…

makuta
5か月前
6

「自己流」と「成功者のマネ」は1:9が最適らしい

『ソーシャル物理学:「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』を読んだ.原著は2014年…

makuta
5か月前
3

社会あっての天才,天才あっての社会〜『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔』を読…

『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔』を読んだ. 台湾のIT相のオードリー・タンさんの評…

makuta
5か月前
1

「使える知識」はどうすれば身につくか 〜『私たちはどう学んでいるのか ー 創発から見る認知の変化』を読んだ

『私たちはどう学んでいるのか ー 創発から見る認知の変化』を読んだ.「使える知識はどうすれば身につくんだろう」という点について,認知科学の専門家が知見をまとめてくれており,大変参考になった.教える人も教わる人も参考になる内容だと思う. ざっと要約すると,「知識は属人化するものだし文脈依存性があるものなので,簡単に教えたり教わったりできるものではないよ.だから,受動的な学びだけでなく対話や試行錯誤をとおして身につけよう」って感じ. 知識は,簡単に教えたり教わったりできない知

「生物と経済はべき乗則でスケーリングし,空間充填フラクタルネットワークで説明でき…

『スケール 万物を支配する「大きさ」の法則』を読んだ.スゴい本だった.レジェンド本入り決…

makuta
5か月前
6

「正義を主張してはボコられる登場人物たち」を通して「哲学を学べる小説」を読んだ

『正義の教室』を読みました. 高校を舞台に,「平等」「自由」「宗教」という価値観をもつ登…

makuta
6か月前
2

「自分の評判で食えるようになるには2年くらいかかるよ」という本を読んだ

『ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』を読んだ.コンサル,…

makuta
6か月前
1

「ちょっとした態度がチームの空気を変えちゃうよ」という本を読んだ

『THE CULTURE CODE ―カルチャーコード― 最強チームをつくる方法』を読んだ.ネイビーシール…

makuta
6か月前
1

「理外の理や演出が過小評価されているのでは?」という本を読んだ

『欲望の錬金術―伝説の広告人が明かす不合理のマーケティング』を読んだ.広告業としての人々…

makuta
6か月前
1

「コミットなくして失敗なし.失敗なくして進歩なし.」と痛感させられた本

『失敗の科学』という本を読んだ.この本はスゴい.レジェンド本に追加. 本書は,生々しい失…

makuta
6か月前
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「書く前に,テーマを決めるな,計画たてるな,メモをとれ」という本を読んだ

『TAKE NOTES!――メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる』を読んだ.メモを起点に独自のアイデアや洞察を生む方法が紹介されている.書くことがなくて困っている人や,独自性に課題を感じている人には,とても参考になると内容だと思う. 参考になった点参考になった点を以下にまとめる. 1.書く前にテーマを決めない.計画しない.メモからはじめる. 学びの大半は,偶然の行動や出会いから生まれる.いきなり書こうとするのではなく,行動や読書などの体験をし,そこで