久しぶりに、部屋の掃除をした。

センター対策、冬期講習、私大/２次対策と駆け抜け、
いつの間にか新学年になり、気が付けば、来週からはもう春期講習だ。

この間、およそ３か月。

１日中、授業をしていたような時期もあったし、
スケジュール的にはそこまで重くはない時期もあった。

それでも心はいつも疲れていて
元々そんなに好きでもない掃除へとどうしても気持ちが向かなかった。

床に積み上げられた参考書や
日に日に溜まっていく埃を
ただ、ぼんやりと眺めていたような気がする。

疲れていたんだなあと、思う。

いつもなら、そんな自分の疲れよりも
「部屋の乱れは、心の乱れ」だとか
「こんな生活、誰かに知られたら恥ずかしすぎる」とか

そんな想いを優先してきた。
疲れている自分を蔑ろにしてきた。

でも、そんなダメな自分をとことん受け入れ続けた。

掃除ができない自分。
朝、起きられない自分。
めんどくさがり屋な自分。
すぐ感情が表に出てしまう自分。
口下手な自分。
まだまだ英語力が低い自分。
明るく人と話せない自分。

気が付けば、色んなダメな自分を受け入れるようになっていた。

そして今日、
久しぶりに掃除をした。

窓を開けて、散らばったものを集めて、掃除機をかけた。
ついでにベッドとデスクの配置を少し変えてみた。
けど、たったそれだけ。

たったそれだけなのに
ほんの少し雰囲気の変わった部屋は、

なんだか私に力をくれた。

またここから、何かが始まる。そんな気がしている。

そうだ。
要らないものの整理をしよう。

焦らず、ゆっくりと。
今この瞬間の「私」を大切にしていくために。