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軽井沢と東京を行き来しながら、「美しさ」について日々考える生活を送っています。社会の課…

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軽井沢と東京を行き来しながら、「美しさ」について日々考える生活を送っています。社会の課題の解決にはならないかもしれないけど、自分の好きな人たちと美しさのある何かを社会に提供したい。言葉やアートなどについて表現していきたいと思います。

最近の記事

「相手の立場に立って考える」なんて無理。だけど…

「相手の立場に立って考える」なんて無理。 だけど、頑張りたい。 私は、好きな人に怒るとき「あなたが私の立場だったらどう思う?」って聞く。 彼は、ちょっと考えて、「俺もされたらやだ…」。 でも、その顔は本当に「想像」はできていなさそう。 それにずっと怒りを覚えていた。 でも、同じことを自分にも聞いてみた。 全然想像できていない自分がいた。 「想像」ってなんだろう。 広辞苑では、こう書いてある。 「実際に経験していないことを、こうではないかとおしはかること」 「現前の知覚物

    • ハプスブルク展−600年にわたる帝国コレクションの歴史

      ユディトはサイコパス。 世界史の教科書にのっているような絵は「意外性」がある。 「どういう状況なの」てつっこみをいれたくなる。 どういう心境でその絵を描いてと思ったの。 なぜそれを絵で残そうと思ったんだろう。 さらに、今回の展覧会で注目したのは、人物画。 人物画はその人の内面性を伝えるのに適している。 象徴するものが描き足されていて、それが個性を発揮したり、象徴するものの描き方でその人の内面性に差異をつける。 人物画に映し出されるのって「本当」にその人の内面を写してい

      • バスキア展 メイド・イン・ジャパン

        ストリートなイメージと反してどちらかというと純真な少年の絵という感じがした。 矢印(→)などを使った訂正には、大雑把なのかなと思いつつ、生き急いでいたんだろうかとも思いをはせた。 文字の羅列は小学生の漢字の練習を思い起こす。 漫画的なイメージやキャラクターモチーフっぽさも少年らしさがある。 アートの世界に導くきっかけにも母親からの愛がある。 一言で感想を言うと、「バスキアに母性本能をくすぐられた」。

        • マルク・シャガール — 夢を綴る

          シャガールの絵を見てると物語を想像してしまう。そこにはロマンチックな物語が存在している。 「ヴィテブスクの冬の夜」 寒い冬の夜の日、貧しい若い夫婦が人里はなれた小さな街に住んでいた。クリスマスの夜、人目につかず隠れていたのに、なぜか暖かそうな馬がどこからか飛んできて、二人を連れて行ってしまう。彼女は不安で彼にしがみつく。雪に包まれた街を馬から見下ろすととてもきれいな風景があるのに。「みてごらんよ」って耳元で優しく言う。「でもこわいの」。もうじき夜明けだね。

        「相手の立場に立って考える」なんて無理。だけど…

        • ハプスブルク展−600年にわたる帝国コレクションの歴史

        • バスキア展 メイド・イン・ジャパン

        • マルク・シャガール — 夢を綴る

          「ソフィ カル ─ 限局性激痛」原美術館コレクションより

          「限局性激痛」とは、身体の狭い範囲を襲う鋭い痛みや苦しみを意味する医学用語。

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          「ソフィ カル ─ 限局性激痛」原美術館コレクションより