《初産》産後の悲劇...膣壁血腫③

そんな睡眠不足が続く生活の中、
ベビーの新生児も終わり1ヶ月検診が
もうすぐという頃なのに、会陰がまだ、
むしろ以前より痛くなっていました。

ロキソニンとボルタレンを処方してもらって
いましたがこれっぽっちも効かず...

痛みは増すばかりでした。

ある日の夜、これまでにない激痛が走りました。

寝転んでも座っても、どんな体勢になっても
息が苦しくなるほどの激痛でした。

あまりの激痛で涙が止まらず、深夜でしたが
翌日の病院が開く時間まで絶対に待てないと
思い、出産した病院の救急外来へ行きました。

病院へ着き体温を測ると38度。

痛みで熱が出ていました。

救急で来た為、診察してくれる先生が出産の
立ち会い中で30分程病室で待機...

ベットで横になっててくださいと仰ってくれた
ものの、横になるのも痛くて、ずっとベットの
柵にしがみつき立って待っていました。

先生が来られて診察。

「会陰の痛みではなくて、血腫があります。
 ゴルフボールくらいの大きさの。」

初めてこの痛みが血腫だったことを知りました。

陣痛よりも出産時よりも、
昔原付で転けた時よりも、何よりも
人生で1番痛くて辛い痛みでした。

その後、先生から驚きの一言。
「時間薬やね〜。」

えっ...

この死ぬ程痛い状態のまま数日
様子をみろと...
もう明日には気を失ってるかもしれない...

絶望状態のまま、お会計の為再度病室へ。
その間も痛みが増し、ベッドに手を着いて
深呼吸しながら必死に息を吸っていました。
痛みで息も苦しくなってきていました。

5分程して、先程の先生が来られて
「大丈夫かな?手術になるけど血出そうか?」

費用等の事は何一つ考えず即答で
お願いしますと答えました。笑

診察室へ連れて行ってもらい下着を脱いだ時、
ナプキンに血がたくさん付いていました。

診察台に上がり、先生が血腫の部分を押すと
血がドバッと出てきました...

先生いわく最初に診察した際に血腫を押したから
会陰切開した隙間から上手く排出していたようで、
血腫に残っている血を全て押し出してもらい
手術なしで血を抜く事ができました。

もちろん急に押して出してもらう事に
なったので、麻酔はなく、あまりの痛みで
涙が止まりませんでした...

血を抜いてもらうと、今までの痛みが嘘だった
かのように全く痛くなくなりました。

全然会陰切開の痛みじゃなかった...笑
本当は出産時に気付いてもらっていれば
こんな思いをしなかったようですが、
1年の間に数人がなるかならないかという
症状らしく見逃してやすいようです。。

2人目は欲しいけど、
こんな痛み二度と味わいたくない...

そんな今2人目を妊娠中ですが、
助産師さんに「不安な事なにかある?」と
聞かれる度に「血腫が怖いです!」と
即答しています。笑

人生初の死にかけた痛みでした。
ご閲覧頂きありがとうございました。

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