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面白いことを発見したのだよ。商品における「ハレ」と「ケ」

ハレとケ。最近、商品におけるハレとケ、を考える。

民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表している。

Wikipedia

わたしはレンタルキッチンを運営しているので、【食品】という商材を扱う人たちがたくさんまわりにいる。

スィーツなどの製品・物販の商品を「ハレ」用と「ケ」用にわけることはそんなに難しくない。たとえば、使用シーンを思い浮かべればいいわけだ。

パーティでの食事や、記念日、ギフトなんかに使われるのは「ハレ(祭)」
ディズニーでは財布の紐も思わず緩んでしまうあの感じ。

毎日のお惣菜、お弁当、ちょこっと食べたいスイーツなんかは「ケ(日常)」。数十円の差で比較して、勝ち誇ったようにリーズナブルを語るのは主婦のサガ。

とあるマルシェに出店した時のこと。この日はたくさんのスィーツ作家さんの製品を手に、レンタルキッチンSAITAMAとして出店をした。

なので取り扱った製品はすべて、価格帯の同じくらいのお菓子だったのだけれど、作家さんが違えばパッケージも違うし、シールなどのラッピングも様々。

同じように陳列して、意外と売れるよな~っておもったのが

「ざっくり袋に入ってる、ホームメイドタイプの焼き菓子」

きちんとラッピングされて、正装して整えられている商品よりも、
何故かなんとなく「不揃いで袋がセロハンテープで止まっているようなふわっとしている方」が売れた。これはおそらく「ケ(日常)」の商品。

みんなの「すぐに食べたい」をかなえる商品に見えたのだと思う。

言い換えれば、おりこうさん商品は「誰かにあげよう」「お土産にしたい」で売れた。かわいくラッピングされているし、なにしろ持って帰れるようにしっかり梱包しているからだとおもう。

結果どちらもよく売れたのだけれど、その人の欲している先によって違うと思った。

お子様連れがたくさんいらっしゃる、飲食スペースのあるマルシェだったので「すぐ食べたい」「すぐに食べさせたい」は、サクッと食べることができるため、正装したお菓子と比較して売れたのだ。

カフェ営業もそうかなって思っている。レンタルキッチンのキッチンを予約してカフェ営業したい人たちって気合が入っている。
その日にやりたいことを詰め込んで、、、、夢をかなえる第一歩だもの。

そうするとね、やっぱり夢と希望たっぷり、「ハレ」のお店が出来上がるの。お祭りのようなね。

そうすると、会員様みんながカフェ営業している日は毎回「ハレ」の日だと思っています。

これはね、「ハレ」と「ケ」、どちらがいいかっていう話ではなくて、自分の商品や提供しているサービスが一体何なのかをしっかり押さえて提供することが大事だと思ったの。

ご近所さんなかなか来ないなーって思っていたけれどおそらくご近所さんがふらっと立ち寄りたいお店はおそらく「ケ(日常)」

だから、レンタルキッチンではね、提供会員様の「ハレ」のカフェがオープンされてそして、なんてことない「ケ(日常)」の導入が必要だと思ったの。

なので、ゆるカフェっていうわたくしがただいるだけのカフェをやることにしたんだけども。

まずいきなり「ハレ」には、意識して来店する人しか来ないでしょう。

それはSNSを見てだったり、もともとのお知り合いとか呼ぶ必要が出てくるから、なぜなら「ハレ=祭り」だからですね。

「ケ」であるゆるcafeでお店を知ってもらう、そして好きになってもらう。そして日常の延長である「ハレ」を楽しんでもらう。このプロセスが必要だと思っています。

値段設定においても、前述したように「ディズニー」ではおサイフの紐、緩んでしまうよね。そういうこともあるし、例えばお祝いなら人は奮発しようと思う。

それをちゃんとわかっていた方がいいよね、ひとはハレにはお金を使うんだってことを。

自分のショップの中で「ハレ(本命)」と「ケ(導入)」をもっておくことをさ。

通常の飲食店はどうなのかなっておもったんだけど。
おそらくランチが「ケ」でディナーが「ハレ」なケースもあるよね。

お菓子屋さんも日持ちする焼き菓子が日常の「ケ」で、誕生日オリジナルオーダーとかが「ハレ」かなって。


飲食での提供メニューやその他、商品ラインナップについて混乱してしまうときもあると思うけど

良かったら参考にしてみてほしい。


レンタルキッチンを始めてみたい方はこちら↓

https://www.rentalkitchen.net/posts/42748819


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