卓上調味料は倒れない。

村一番の秀才とされた山崎は汽車に乗って東京へ向かっていた。それは親族からの勧めで帝国大学似通うことへ決まったからだ。揺れる列車。流れゆく景色。離れつつある故郷。トンネルをくぐりぬけようとした時、何かが見えた。そう、トンネルの中に商店がある。彼は最寄りの駅で途中下車をし、そのトンネルまで戻り、なかの商店を探した。それは夢幻ではなく、そこに佇んでいた。入ると怒号が。「らっしゃいなッツツツツ!!!」どうやらラーメン屋のようだ。とりあえず、席に着くとコップに水垢が着いていたのが目に入る。負けじと大声を出した。店主さんからの誠意でチャーシュー丼を頂き、麺をすすると、ワシワシとした麺の中には虫が入っており、怒りのあまり卓上調味料を全て倒してしまいました。店主さんの地下労働は番外編でお送りするのでフォローよろしくお願いします。

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眠れない夜に

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