無垢なる私と初恋。

これは私の初恋の話です。誰にも話すことは無かった話です。それは取り留めのない話だからという事なのですが。

私が小学五年生の頃、クラスの女の子に恋をしました。今までは恋というものを知らず、好きとは何かというのを理解していませんでした。喜怒哀楽を構成するひとつの要因となっているであろう愛を知らなかったのです。私はその女の子にアピールをして告白をしました。結果としては実りませんでした。ですが諦めず、友達と言うところまでこぎつけました。
そして学芸会。舞台裏でたまたま二人きりに。なにか気まずく、話題作りに、「緊張するよね」と僕。ただ頷く彼女。そろそろ僕の出番がやってきました。僕が舞台袖に行こうとした時、彼女が、僕の方を見て囁きました。
僕はそれを聴き逃してしまいました。
あろう事か。

それから機会がいくらかはあったのでしょうが、聞くにも聞けず、僕の中では、

「鶴太郎って痩せすぎじゃない?」と僕に囁いたと解釈しております。

良い一日を。
良い青春を。
良いヨガを。

鶴太郎.com

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