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「赤ちゃんはどうやってできるの」と子どもに聞かれたら、なんて答えますか?

赤ちゃんはどうやってできるの?」

子どもが物心ついてくると、いろんな質問をされますよね。中には、思わず大人がタジタジしてしまう質問も…。

聞かれる年齢によっても、答え方は変わってくるかと思いますが、皆さんは「赤ちゃんはどうやってできるの?」の質問になんて答えますか?

質問に対する答えの、2つの側面

わが家では、娘が4、5歳のころに、初めてこの質問をされました。

初めは、ちょっと返答に困っていましたが、昔よく言われたのにありがちな「橋の下で拾った」「コウノトリが運んできた」は、のちのち親に対する不信感につながるかも…と、うやむやなことを言うのは避けたいと思いました。(あくまでも個人的見解なので、伝え方は人それぞれだと思います)

そして、娘の質問には、大きく2つの側面があるなと感じました。

一つ目は、情緒的な側面。人間で言えば、「愛」だったり「スキンシップ」だったり、「関係性」といった話。

二つ目は、医学的な側面。人体の構造的に生命が生まれるプロセスについて。

医学的側面から話をすることにした


悩んだ結果、当時の娘には二つ目の医学的側面から話をすることにしました。

子ども向けに発売されている人体の図鑑などを用いながら、成長による体の変化、体の各部位がとても大切であること、そして生命が生まれるプロセスについて…。

4、5歳の子どもに話すためには、とてもわかりやすい言葉を選ぶ必要があります。かみ砕いて、何を大切にしてほしいかを重点的に話しました。

当時の娘には、やはり難しかったように思いますが、非常によく話を聞いてくれていました。

「情緒的側面」で伝えられる大切なこと


そんな娘も成長するにつれ、「赤ちゃんはどうやってできるの?」に対する、情緒的な側面に関しても興味を抱きはじめているように感じます。

ですが、彼女にとっての「愛」は大部分を「ママへの愛」が占めているため、「愛」の種類に関してはまだ理解しがたいようです。

これは成長するにつれ、他人と関わり合いながら培っていくものなのだと思います。

性教育というのは、もちろん「医学的な側面」をしっかりと伝え、知識として身につけることで、自分も他人も大切に扱うことができると思います。命に対しての責任感も芽生えます。

ですが、もう一方の「情緒的な側面」に関しては、成長の中で培っていくものも大きく、一人一人考え方や感じ方も違います。

他人に恋愛感情を持たない「アロマンティック」の人もいれば、「異性愛」や「同性愛」もあります。

親が無理に正しい情報として「情緒的な側面」を子どもに押し付けてしまうことで、子どもが成長してから悩み苦しむこともあるかもしれません。

ただ、「情緒的な側面」で伝えられる大切なことは、

「自分も他人も大切にしてほしい」

ということなのかな、とも思います。

皆さんは、性教育についてどんな風に感じますか?


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子どもに教えられたこと

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