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あなたが守りたい場所は、どこですか?

そこがあるだけで安心して

そこに帰ってくるだけでホッとして

そこにいるだけで、自分がそのまんま丸ごと

受け止められているかのような

そんな感覚になる場所だったのかなぁ。

めんどくさいルールがあったり

めんどくさい話し合いがあったりするけど

そこにいる限り、自分は自分らしくいることが出来て

好きなものを好きって言えて

嫌なものは嫌って言えて

それは、自分以外のそこにいる全ての人に同様で

みんなでちょっとずつ、歩み寄って

それぞれがそれぞれであることが出来るような場所。

そんな場所だったんなら、そりゃ守りたいよね。と思った。

だって、今の社会で、そんな場所に出会えることなんて

本当に奇跡のような確率だから。

好きを好きって言えて

嫌いを嫌いって言える場所なんて、本当に少ないから。

それを自然と、体でわかってるんだと思う。

これを失ったら、二度と同じような場所には出会えないって。


私にも、そんな場所があったし、今もある。

その場所が、どれだけあの頃の自分にとっての拠り所になってたか

そこがあるだけで、どんなに削られても

どんなにくじけそうになっても、何とか立っていられた。

だって、そこに戻りさえすれば

今の自分が、どんな風であろうと

「私」個人を、「私」という殻を被った私じゃなくって

その中に、ずっと存在している生身の私を受け止めてくれるから。

悲しいことがあったら泣いて

悔しいことがあったら泣いて

嬉しいことがあったら泣いて

そうやって、むき出しのまんまの私でも「いいよ」

って言ってくれる場所なんて

絶対に、手放したくないじゃん?


きっと、そういう場所だったんじゃないかなぁ。って。

私の中で共鳴した、私に観えたものは、それだった。


確かに、経済的には、もっと別のやり方の方が楽になるかもしれない。

けど、そうじゃないんだよ。

その場所で、むき出しのまんまでいられる場所で

むき出しのまんま生きた時間は

その人の人生にとって

いや、その人とその人に関係する全ての人達の人生にとって

もの凄く、大切な場所なんだよ。って思う。

だからこそ、無くなって欲しくないし

その無くなって欲しくない気持ちを大事に出来る世界にしたいし

そんな世界に、私は生きていたいのだ。


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