りんのすけ

珈琲とねこが好きな手話通訳者です。 Children of Deaf Adults

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最近の記事

「世界を変えたいねん」

今日は自分の研究のことではなくて子どもについて。 私はフルタイムで働き大学院で細々と研究も続けていますが、高校生の息子の子育てもしています。といっても高校生なので、保育園や小学校の時のように手がかかる訳ではありません。 週末に珍しく2人で電車に乗って外出しました。反抗期を感じさせない彼は、私と2人になると喋る喋る。ガジェット好きで、パソコンオタクな彼は、私の知らないことをたくさん知っているので、私も知らないことを色々聞きます。ハッとさせられるような発言もあり、聞いていてとて

    • 社会人研究員つれづれ①

      そういえば、今年度から研究員になっていましたが、一つ前の記事は大学院生のままになっていました。今更ながらタイトルを変更しました。 研究員1年目がまもなく終わります。 今年度したことは、①新たな研究テーマでのインタビューの実施②指導教員の先生の研究のお手伝い③同じテーマの先輩研究者のお手伝い④論文投稿です。 仕事が年々忙しくなる中ですが、振り返れば色々できました。そしてどれもとても楽しかったです。学会発表や論文執筆をもっと進めたかったのですが、そこまで手が回らなかったのが反省

      • 社会人大学院生つれづれ⑨

        続けて大学院の修了式について書きます。 同じ専攻の同級生は5人、全員が2年で修了できました。通信課程では最短年限を過ぎてしまうこともままあるようですが、同級生たちはみんな優秀で、お互い励まし合いながら終えることができました。あぁよかった。 みなさんそれぞれ遠方に住んでいることもあり、修了式に参加したのは私ともう1人だけでした。修了式前に初めての同級生ランチができ、とても嬉しかったことを覚えています。その時に食べたカニクリームコロッケが忘れられません。 もっと若い頃は、卒

        • 社会人大学院生つれづれ⑧

          随分と時間が空きました。 気がつけば前回の記事から約1年経ってしまっている・・・ 先生の指導のもと、手探りで修士論文の執筆を進めます。執筆の山場は仕事の繁忙期が重なり、どうやって過ごしていたのかあまり記憶がありません。ただ、インタビューで伺ったお話を絶対に形にしたいという一心でパソコンに向かっていたのは覚えています。そんなこんなで無事に提出、口頭試問もクリアし、修了することができました。 仕事もしているので、専業の学生さんとは圧倒的に勉強量が足りないのは自覚していますが、そ

        「世界を変えたいねん」

          社会人大学院生つれづれ⑦

          少し間が空きました。 今回は論文執筆がテーマです。 修士1年目は、正直なところ単位取得に集中していました。スクーリング科目は出席してしまえば何とかなりますが、テキスト科目に時間をかなり取られてしまい、気が付けば1年目の秋に。その間、論文には全く手をつけていなかった訳ではありませんが、参考文献や論文に目を通す程度で具体的には進んでいなかった状況でした。 私の指導教官の指導のスタイルは、ゼミ形式の月1回の読書会・月1回の論文指導です。 同級生から聞く話では、ゼミはなく指導教

          社会人大学院生つれづれ⑦

          絶賛修士論文執筆中。締め切り直前で、とても苦しいところ。 更に論文の題目変更の指示を受け、いい題目が閃くことを願いながら何度も読み返しています。

          絶賛修士論文執筆中。締め切り直前で、とても苦しいところ。 更に論文の題目変更の指示を受け、いい題目が閃くことを願いながら何度も読み返しています。

          社会人大学院生つれづれ⑥

          私の専攻は社会福祉学。 選んだ理由は今の仕事に直結しているから、という単純なものです。もちろんそれだけではなく、私の関心のあるテーマと近い研究をされている先生がいたからというのもあります。 現役の大学生の頃は、全く違う専攻でした。大学を卒業後、紆余曲折あって今の職場に入ります。仕事が福祉系だったため、知識の無さを感じて、通信で大学と専門学校に行き、社会福祉系の資格を取っています。この時も社会人の学生をしていましたが、学んだのはかなり資格取得に偏った内容だったため、研究とは程

          社会人大学院生つれづれ⑥

          社会人大学院生つれづれ⑤

          2021年4月、学生生活スタートしました。 私の所属する通信の修士課程は、卒業に必要な単位を取るために、ざっくり分けてテキスト科目とスクーリング科目、論文があります。 まずはテキスト科目。 入学式後にあったガイダンスで、先生が何度も「テキスト科目は早めに着手するように」と言っていました。その時は何のことやらと思っていましたが、課題の本が届き、ぱらりとめくった時に、その言葉の意味がようやく分かりました。 とにかく難解。 私は現役の大学生の時は、全く違う専攻だったので、今

          社会人大学院生つれづれ⑤

          社会人大学院生つれづれ④

          ここでは大学院の勉強・研究の原動力となるものについて触れます。 もちろん、研究テーマに対する強い動機も必要ですが、大前提として必要なのは「体力」。 体力が必要、そんなの当たり前と思われますが、社会人にとって体力の維持向上はかなりの意識が必要です。だって働きながら家のこともしているだけで、時間は大幅に使います。その時間を乗り切るだけで疲れてしまっていたら、残り時間はゆっくりしたくなりますよね・・・。私がそうでした。育児に物理的に手がかかる時期は、子どもと昼寝をしないと乗り切

          社会人大学院生つれづれ④

          社会人大学院生つれづれ③

          2021年4月、大学院生生活スタートしました。 大学院の勉強・研究を進めるにあたり、壁になるのは仕事と家庭。そう、社会人大学院生の宿命です。 まず仕事。 私は今の仕事に就いて13年目。部署の異動はなく、同じところで働いています。私の部署は、職場内で行きたくない部署ランキングの上位に輝いており、業務はかなりきついところです。きつさのポイントは色々ありますが、業務量が膨大なのに、常に自分のペースで仕事ができない点。とはいえ、一人親方のような業務の割合が大きいので休みが取りやす

          社会人大学院生つれづれ③

          社会人大学院生つれづれ②

          入試当日は寒い日でした。 入試は小論文と面接、数年前に同じ専攻の学部に編入・卒業していたので、小論文は時間内に書き切ることができました。 そして面接。面接室の前で順番を待っていると、私の前の受験生が面接する声が聞こえてきます。自分の仕事と関連して、こんなことを研究したいと滔々と話をしています。 私はかなりのあがり症で、人前で話すことはとても苦手。手話通訳の仕事では人前に立ち、全く緊張しないのですが、自分の言葉で話すことは全く慣れません。自分の番が来て、部屋に入ると面接官は3

          社会人大学院生つれづれ②

          社会人大学院生つれづれ①

          ただいま大学院の修士課程2年目、万事うまく進めば来年3月に卒業予定。 フルタイムて働きながら大学院生をしている経験を全く記録してこなかったことに気付き、ゴールがうっすら見えてきた段階ながらも、忘備録として記録しておこうと思い立ちました。どこまで続くかわからないけれど、まずは始めてみます。 そもそも進学しようと思ったきっかけは、祖父母が亡くなったこと。2020年12月に祖母が亡くなり、後を追うように2021年1月に祖父が亡くなりました。2人とも亡くなる直前まで比較的元気に過

          社会人大学院生つれづれ①