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シンガポール生活10ヶ月で知った10のこと

こんにちは。シンガポールのわん吉です。

昨年4月にシンガポールにやって来て、西暦の年越しも旧正月の年越しも終わり、気づけば10ヶ月が経ちました。

郷に入っては剛に従え。まではいきませんが、新しい場所で暮らすにあたり、なるべくその土地のことを知ろうと心がけています。

10ヶ月の暮らしの中で知ったことを、10ヶ月を記念して書き留めておこうと思います。若輩10ヶ月者の記録としてお楽しみいただけたらうれしいです。



シンガポールは58歳

歴史に疎くて恥ずかしいばかりですが、経済大国であるこの国が、私とさほど変わらない歳だと知りました。マレーシアから分離し、独立した小さな国が遂げた奇跡と呼ばれる経済成長。シンガポールよ、すごすぎる。


シングリッシュは英語なのか

当初は何を話しているのか聞き取れなかったシンガポール人の英語。わかってきたのは、中国語が多大に影響しているということ。謎の英文を中国語に置き換えてみれば、その語順も発音もなるほど、と理解できるのでした。

シングリッシュは英語だけれど、英語なのだろうか…と個人的には感じています。それゆえ、シンガポール人が英語圏に行ったときにどんなことを感じるのだろうと気になるのです。


中華系とひとくくりにできない

シンガポールは人口の75%が中華系。共通語のマンダリンが話されているかと思いきや、中国語でもベトナム語でもない声調言語が聞こえて来ました。

シンガポール華人のルーツの多くは、植民地時代に中国南東の沿岸部から移住してきた人たち。彼らの母語である広東、福建、潮州、海南、客家などの言語がマンダリンに加えて話されています。

それぞれ言語も違えば、文化も違い、料理も味も違う。海外に住み着いた華僑も含めて、中華圏の壮大さに、また度肝を抜かれるのでした。


現金を使わずタッチ決済

10ヶ月の間に現金を使ったシチュエーションは数えるほど。フードコートや食堂でごはんを食べた時くらいでしょうか。シンガポール人の集まりで会費30ドルを現金で出した時には、「現金ってどうするんだっけ?」とみんな戸惑っていました。

もはや私のお財布はカードケースで、50ドル紙幣をお守りのようにはさんでいるだけ。支払いは店もタクシーもほとんどがカードのタッチ決済です。


交差点に横断歩道が3つだけ

交差点で向こう側に渡る横断歩道がない、ということがたびたびあります。交差点に3つしか横断歩道がないのです。その結果、わざわざ「コ」の字を描くように他の3つの横断歩道を渡らなければならなくて。

シンガポールは日本と同じ左側通行。交差点で左折車が流れるように、その部分の横断歩道を設けていないのだとか。車優先なんですね。向こう側に直線で渡れない虚しさと戦いながら、時間をかけて横断歩道を3つ「コ」の字に渡ります。


ノーカルチャーだと言われて

来たばかりの頃、趣味は楽器なんですと言ったら「シンガポールにはカルチャーないよ」とシンガポール人に言われて衝撃を受けました。学力重視の社会で、文化活動はセカンドポジションという自虐かもしれません。

実際は音楽やアートの文化イベントもあちこちでやっています。広義にカルチャーを捉えれば、シンガポールのマルチカルチャーぶりは衝撃的。小さな国の中に、インドあり、マレーあり、中華あり、最先端もありでカルチャーが凝縮しています。


ちょっと飲んでつまんで150ドル

物価は肌感覚で日本の2~3倍。来た当初、ケーキ一切れが1000円と換算した途端、手が引っ込みました。ずいぶん慣れてきましたが、外でちょっと飲んでつまむだけで2人で150ドル。お会計時にほろ酔い気分が吹っ飛ぶこともしばしばです。


PSLE

シンガポールの子どもたちにとっての大きな試練が、小学校卒業時に受ける一斉試験PSLE(Primary School Leaving Examination)です。その結果次第で、進学先の学校が決まり、将来の進路にも影響があるのだとか。

未来が開けるにはよい成績を。学力はもちろんだけど、体力、知力、想像力、サバイバル能力、忍耐力、どの能力だってすごいよ。


力仕事は南アジアに支えられている

キラキラのビルがどんどん建つシンガポール。あちこちにある工事現場で働いているのは彫りの深い南アジアの人たち。緑豊かな都市国家で、街路樹や植物の世話をしているのも彼ら。出稼ぎにきて、暑い太陽の下で力仕事を一気に担っている彼らを見ると頭が下がります。

たまの休みには、彼らもシンガポール観光。マリーナベイサンズを背景に仲間と笑顔で自撮りしていたりして、よかったねと思います。


サイクリングロードで快走できる

シンガポールに来てから体重増量。脂っこいB級グルメのせいか、年齢のせいか、いやきっと運動不足なのです。マリーナベイから東海岸沿いに整備されたサイクリングロードを見つけて走ってみたら、緑も海もまぶしく美しい。

何より物価の高いシンガポールで無料で心身リフレッシュできる方法、10ヶ月目にしてようやく知りました。


シンガポールに暮らしてみて知った10のこと。思いつくままに書いてみました。
この先もシンガポールのことをもっと知って有意義に過ごしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!





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