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料理人の前に社会人たれ

大きな組織で働く事は社会人としては
学ぶことが沢山あり
とてもいい環境でした。


料理人の前に社会人としての振る舞いや言葉遣い
上下関係や教育
全ての行動が先輩や同期だけでなく後輩からも
厳しくチェックされます

なので注意された事が出来ないと
そんな事も出来ないんですか?と
後輩からも注意されます

料理のレベルも仕事の質も必然的に
上がっていきます

社内で料理コンクールや衛生コンクールがあり
料理コンクールは全然ダメでしたが
衛生コンクールでは優勝する事が出来ました。
今でも掃除は得意です🧽

他にも当たり前ですが
書類の提出があれば期限内が原則
書類が汚れていたりシワが寄っていると
受け取ってもらえません。

プロ野球の名将、野村克也監督が
『野球人の前に社会人たれ』
と言ってましたがホテルでの仕事は正に
『料理人の前に社会人たれ』でした。

仕事は分業制なので料理人として成長するには
時間がかかります

もっと早く料理を覚えたい
早く一人前になりたい
フランス料理をやりたいという思いが募り
宴会料理長の勧めで小規模なホテルへ移る決断を
しました。

神保町にある老舗ホテルで
皇族の立食パーティーにケータリングを行う
格式ある伝統的なホテルです。

ここでは宴会調理場が1つのみ
1つの厨房の中に
ホット場、コールド場、
肉魚を卸すブッチャーフィッシャー
パティスリーがあり
ワンフロアで完結してます

スタッフも10人程度で
少数精鋭でした。

この頃から漠然と自分でレストランをやろうと
思い始めました


だいたい40歳くらいで自分の店がやれればなと

それまではミシュランガイドブックを片手に
毎月食べ歩き
料理の本と経営に関する本を大量に買って
勉強して好きなことをしようと決めました。

次の記事からはホテルでの仕事は
置いときまして
食べ歩きについて細々と書いていきます。

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