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METAL HAMMER No.384(2024年2月1日発売)|BABYMETALインタビュー記事 邦訳

2024年2月発売のMETAL HAMMER No.384内のBABYMETALのインタビュー記事がMETAL HAMMERの公式サイトにアップ(2024年3月)されたので邦訳してみました。

METAL HAMMER No.384のBABYMETALインタビューのWEB記事はコチラ
■"I'd cover Metallica's St. Anger": Babymetal talk touring, collaborations and opening the door for Japanese metal

※記事を書かれたのは、いつもBABYMETALの記事を担当されているMETAL HAMMERのライターRich Hobsonさん

"メタリカの『St. Anger』をカバーしたい":BABYMETALがツアー、コラボレーション、そしてジャパニーズメタルの扉を開くことについて話す

BABYMETALがダンスのルーティン、夢のフェスティバルのラインナップ、そしてどんなビデオゲームのサウンドトラックを作りたいかについて、あなたの質問に答えます。

デビュー・アルバムのリリースから10年が経とうとしているBABYMETALは、WTFの珍品からメタル界の重要な存在へと進化を遂げた。4枚のアルバムを通じて、バンドは当初のJポップ・ミーツ・スピード・メタルから脱却し、ニュー・メタルやヒップホップ、フォーク、シンフォニック、パワー・メタルなどあらゆる要素を取り入れ、世界中で何百万人ものファンを獲得してきた。

2023年にMOMOMETALが加入したことで、バンドは再びトリオ編成となり、11月のUK公演はソールドアウトとなり、BABYMETALにとってこの新時代がいかに強力なものになるかを示した。Downloadを目前に控え、METAL HAMMERはトリオへの質問を受け付け、答えが得られるようFOX GODに祈った...。

“あなたの音楽がさまざまな世代や層にアピールするのはなぜだと思いますか?”(Exbuk, Instagram)
SU-METAL:「私たちはプロフェッショナルであり、枠にとらわれません。最高のパフォーマンスをするために努力しています。いろいろな人が関わっているからこそ、どんな角度から見てもうまくいくし、違う(クリエイティブな)フィールドで育った人たちのリアクションが、新しく面白いものを生み出すと思っています。私たちは変化することも、批判されることもOKです。そうやって私たちはグループとして成長してきたから、多くの人が私たちを面白いと思ってくれているんだと思います。」
MOMOMETAL:「もし私たちのことを何も知らずに初めてBABYMETALを聴くとしたら、すぐに耳に残るような音楽だと思う。特に初めてメタルを聴く人にとってはそうでしょう。私もそうでした!キャッチーなフレーズやメロディーが多いので、他の曲も聴いてみたくなり、どんどんハマっていく感じです。」

”METAL HAMMER:BABYMETALは、日本のメタル・バンドへの扉を開いたと思いますか?”
SU-METAL:「BABYMETALの音楽がきっかけで日本の文化に興味を持ち、他の日本のバンドの音楽を聴くようになったという人もいるので、いろんな音楽の架け橋になれたら嬉しいですね。」

“あなたの音楽をビデオゲームに入れるとしたら、どんなゲームにしますか? ”(Face Time Police, Facebook)
MOAMETAL:「メギツネやメタル!は和の要素が満載です。忍者の国から脱走した忍者が一般市民になって、OLとか教師とか、いろんな職業で一番を目指すゲームなんてどうでしょう?ギミー・チョコレート!!はパティシエのシーンにぴったり!」
MOMOMETAL:「格闘系のゲームは絶対合うと思います。クライマックスにディバインアタックをお願いします!あと、テレビゲームになるかどうかわからないけど、自分の好きなバンドの村を作るのもいいかも。大きなメタル村、BABYMETAL村を作るとか!(村の中で)フェスティバルのようなイベントもできるかもしれない。コスチュームやステージセットを自分でカスタマイズできるゲームもやってみたい。」

“今までのツアーで最高の日、特別だった日は?”(Leon DT, Facebook )
SU-METAL「毎日がとても楽しいので、1日を選ぶのは難しいのですが、今年一番印象に残っているのは、ライブ活動を封印して初めての1月のライブです。2年ぶりにお客さんの歓声を聞いたとき、『帰ってきた、ここにいてもいいんだ。この場所がどれだけ自分にとって貴重な場所なのか』と実感しました。それまではリハーサルを重ねてきたけれど、同じ曲を歌って踊っても、楽しさが全然違う。ライブの楽しさ、かけがえのなさを実感しました。普段のライブをもっと大切にすることにつながった気がします。」MOMOMETAL:「(デスロックとの2023年10月の)カナダのバンクーバーとトロントでの公演は素晴らしかったです!ファンが待っていてくれたし、私たちが感じた興奮は信じられないものでした。トロントのライブは屋外だったので、『Monochrome』ではスマホのライトがとても効果的でした。星空のようにとても美しかったので、その景色をはっきりと覚えています。」

“振り付けは何時間練習していますか?”(Ronan B, Facebook)
MOAMETAL:「実際には毎日練習しているわけではなく、週に6日くらいかな!ハハハ!3人で新曲の振り付けを考えたり、他の曲の準備やチェックをしたりしています。私とモモメタルは、その曲のマスターアップをする。あとは、BABYMETAL以外のダンスもやって、ダンスの幅を広げるようにしています。BABYMETALを応援してくださる皆さんが、私たちのダンスも(私たちが創り出す芸術にとって)特別なものだと思ってくださったら、とても嬉しいです。」

“パフォーマンスするのに一番好きな曲は?”(Caballero_official98、Instagram)
SU-METAL:「Oh!MAJINAIはパフォーマンスするのが楽しいです。すごく疲れるんですけど、よく輪になって踊って、お客さんのみんなの顔を見ながら、手をつないで回るのが楽しいんです」
MOMOMETAL:「最近はMETALI! 新生BABYMETALになって初めての曲なんですけど、この曲を知らない人でもライブでは国内外問わず盛り上がってくれるので、やっていてすごく楽しいです。この曲の時は疲れも忘れます。楽しくてしょうがないです!」

“どんなメタル曲でもカバーできるとしたら、何を選びますか?”(George A, Facebook)”
SU-METAL:「Nightwishの『Storytime』」
MOAMETAL:「1曲には絞れない!メタリカの『St. Anger』… あー! ブリング・ミー・ザ・ホライズンの『Mother Tongue』もいい。スリップノットの『Psychosocial』もいい!でもElectric Callboyの『We Got The Moves』もBABYMETAL向きだと思う。マネスキンの『Mammamia』も面白そう。夢が止まらない。こういう妄想はご褒美!」
MOMOMETAL:「Bring Me The Horizonの『Lost!』NEX_FESTで初めてBMTHのライブを観たんですけど、この曲の間はパフォーマンスから目が離せなかったです。MVではコンテンポラリーな動きがあったので、そういう振り付けを曲と合わせてみたいです。」

“この数年でツアー経験はどのように変わりましたか?”(The_zafari_zone, Instagram)
MOAMETAL:「年齢を重ねるにつれてハードになったツアースケジュールはかなり厳しいです。特に移動中は、毎日自分の身体とメンタルに気を配らなければなりません。 でも、私たちを訪ねて待っていてくれる人たちがいて、(どこかで演奏するたびに)会場が大きくなっていくのはとても嬉しいです。(世界では)いろいろなことが起きているけれど、みんなが音楽を楽しめる世の中になることを願うばかりです。」

“もしBABYMETALフェスを主催するとしたら、どんなバンドを招きますか?”(Maya1zm, Instagram)
SU-METAL:「Evanescence、Nightwish、Arch Enemyのような女性ヴォーカリストを集めたフェスを開催する夢があります。」
MOAMETAL:「メタリカ!ワールドツアー中なので、日本に呼んでおもてなししたいです。ロブ・ハルフォードにもまた会いたいので、ジューダス・プリースト。ジャンルを超えてレッド・ホット・チリ・ペッパーズも呼びたいし、久しぶりにドラゴンフォースにも会いたい!フェスに招待してくれたブリング・ミー・ザ・ホライズンにも絶対会いたい。」
MOMOMETAL:「Yungblud、Willow Smith、そして(日本のガールズグループ)新しい学校(のリーダーズ)!」

“これまで訪れた中でお気に入りの国は何ですか?その理由は何ですか?”(Sudasu23, Instagram )
SU-METAL「どの国も好きだし、それぞれにいいところがあるので、一番は選べません。 今ドイツにいるのですが、ライブのお客さんがとても熱狂的で、大好きなシュニッツェルを食べられる幸せを感じています」 MOAMETAL:「選ぶのは難しいですね。どの地方の人もとても親切で、すぐに好きになってしまいます。イギリスとドイツではたくさん公演をしているから、第二の故郷のように感じます。それらの国ではリラックスできます。」
MOMOMETAL:「ノルウェーのオスロ!EUとUKのツアーはそこでキックオフしたので、少し観光もできたし、街並みも美しくてスタイリッシュで素晴らしかった。もちろん極寒で、日中でも日差しはあまりなかったけど、不思議と空気は暖かかったです。クリスマスシーズンということもあり、可愛らしい装飾に心が温かくなりました。ポテトはホクホクでおいしかったし、サーモンは肉厚で新鮮だったのが印象的です。絶対また行きたいです!」

THE OTHER ONEはCooking Vinylから発売中。BABYMETALは6月にDOWNLOAD FESTIVALに出演します。


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