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アニメ感想まとめ

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各クールのアニメ&アニメ映画の感想をまとめています(タイトル画像は各クールの個人的No.1ヒロイン)。
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2024冬アニメ感想まとめ

2024冬アニメの感想をランキング形式でまとめています。 <31位> アンデッドアンラック評価:B- お気に入りキャラ:ラトラ 前期の感想でも述べたが”ノリが少年漫画すぎる”という点は相変わらず如何ともし難く、深夜帯に放送する作品としてのアンマッチをつくづくと実感する結果に。昨今は「少年漫画」という括りであっても大人も楽しめる作品も多いが、例えば家に疲れて帰ってきた社会人が本作品を見て何を感じ取るかというような点に響く描写をあまり感じられず、中途半端なシリアスさもかえっ

2023秋アニメ感想まとめ

2023秋アニメの感想をランキング形式でまとめています。 <30位> 川越ボーイズ・シング評価:B- お気に入りキャラ:出井天使(だんぼっち) 長らく絶対的正義を誇示し続ける美少女全盛期の中においても、美しい男声オンリーのクワイアには大いに惹き込まれるものがあり、熱いスポ根要素も合わさり序盤の期待感は高かったのだが、”安定しない作画”という場外の要素により台無しにされてしまった感が強い。また、1クール作品で”親の都合に振り回される子供”を描くのは、何のカタルシスも生まず

2023夏アニメ感想まとめ

2023夏アニメの感想をランキング形式でまとめています。 <31位> 白聖女と黒牧師評価:B お気に入りキャラ:セシリア お互いに想い合っているのが周りからはバレバレなのに、本人同士だけがその一歩を踏み込めないなんとももどかしい”いちゃラブコメ”。大量に砂糖を吐き出しそうな展開の連続に胸焼けは必至だが、こういうのが正直一番感想に困るのもまた事実。”聖女”という立場がどうやらもうそれだけで職業として成り立っているようで、ほとんどニートのような様相すら時に呈しているセシリア

2023春アニメ感想まとめ

2023春アニメの感想をランキング形式でまとめています。 <30位> 久保さんは僕を許さない評価:B- お気に入りキャラ:平玉緒 存在感ゼロの”モブ”男子であったはずの主人公が、クラスのヒロインの久保さんになぜか気に入られてベタベタと構われるという思春期男子の妄想炸裂のような作品。席が隣同士というお約束展開含め、『からかい上手の高木さん』を彷彿させるものは大いにあるのだが、いかんせん主人公が(自分の存在感の無さにあきらめの境地に至っているとはいえ)常に受け身で全く能動的

2023冬アニメ感想まとめ

2023冬アニメの感想をランキング形式でまとめています。 <30位> アルスの巨獣評価:B- お気に入りキャラ:クウミ 旭プロダクションによる新作オリジナルアニメ。同社による過去作のラインナップ(『ピーチボーイリバーサイド』等)はちと弱いかなと思うところもあったのだが、本作品についてはヒロインのクウミのドラマ性を秘めた存在感と“死に損ないのジイロ”の半保護者的な立ち位置含め、作品としての芯がしっかりしておりその物語の行く末を楽しみにしていた。しかし、もし本当にここで終わ

2022秋アニメ感想まとめ

2022秋アニメの感想をランキング形式でまとめています。 ※『かがみの孤城』の感想を追記しました。(2023/1/7) <26位> 忍の一時評価:B- お気に入りキャラ:鈴ノ音涼子 自分が「忍者」という要素が基本的に好きなこともあり序盤は期待度込みでそこそこ楽しめたのだが、終わってみれば「結局何がやりたかったのか」という一言に尽きるという結果に。全ての作品にメッセージ性を求めているわけではないが、「忍者である必要はあったのか」「あったとしてそこから伝えたいことは何だった

2022夏アニメ感想まとめ

2022夏アニメの感想をランキング形式でまとめています。 <26位> 金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~評価:B- お気に入りキャラ:クリス・ウェストランド 視聴継続した作品の中では残念ながらワーストの評価を付けざるを得ない作品。視聴継続できたのも、他に見る作品が無い曜日に放送していたという一点に尽きる。一見、18禁要素も期待させるようなダイナマイトボディでアルトに迫るヴェルメイのセクシーさが大きな見所に思えるが、演出としての”羞恥心”

2022春アニメ感想まとめ

2022春アニメの感想をランキング形式でまとめています。 <28位> 理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ評価:B- お気に入りキャラ:棘田恵那 AがBを好きである条件とは、「A本人がBを好きであると認識している事」である。極めてシンプルかつ当たり前のような結論であるが、かのガリレオ先生も「無駄な実験など一つもない。もし成果が出なくてもその方法では駄目だと分かるのだから」(意訳)と仰っていた。よって、これまでの紆余曲折はけして無駄などではなく、幾多の仮説を

2022冬アニメ感想まとめ

2022冬アニメの感想をランキング形式でまとめています。 <25位> トライブナイン評価:B- お気に入りキャラ:有栖川さおり 『八月のシンデレラナイン』ですっかり味を占めた(?)アカツキがトゥーキョーゲームスとタッグを組み、懲りずにまた野球もので勝負に出た結果、「野球…?いえ、これは『XB(エクストリームベースボール)』ですが何か問題でも?」を地で行く問題作が出来上がっていた模様。通称「XB」は街のど真ん中で試合が行われ、出塁するためにガチンコの殴り合いが始まったりス

2021秋アニメ感想まとめ

2021秋アニメの感想をランキング形式でまとめています。 <29位> シキザクラ評価:B- お気に入りキャラ:明神逢花 地元が舞台となっているということで否が応でも注目度は高かったが、バトルアクションものとしては極めて凡庸な内容であり、フル3DCGのクオリティも低くたまに手描きがあるともっとひどいという散々な有様。不自然なアングルや長尺による露骨な名物、聖地アピールもキツく、そもそもにして愛知県全域に散らばる神社、公園、旧東海道の町並みなどは、地理的に広範囲に散らばりす

2021夏アニメ感想まとめ

2021夏アニメの感想をランキング形式でまとめています。 <29位> D_CIDE TRAUMEREI THE ANIMATION評価:B- お気に入りキャラ:ジェシカ・クレイボーン アニメ&スマホゲーを媒体とするメディアミックス作品。視聴継続のボーダーラインを長らく彷徨っていたが、ジェシカ回まで判断は保留と決めていたら全く彼女の素性は明らかにならず、見事に最後まで視聴することになった模様。これは、制作陣の狙い通りなのだろうか…。ゲーム版の主人公もサブキャラとして登場す

2021春アニメ感想まとめ

2021春アニメの感想をランキング形式でまとめています。 <28位> 七つの大罪 憤怒の審判評価:C お気に入りキャラ:ディアンヌ 『憤怒の審判』というサブタイトルが自虐ネタにすら思えてくる5期(まさかの2クール…)であったが、ようやくこの長き物語も終着点を迎えた。なお、最後に劇場版が控えている模様(意地でも見に行かないけど…)。終盤に関してはよくもまあこんなにも中身に乏しい引き伸ばしのような展開を続けられたものだと感心すらしてしまうが、どうしても終わらせたくなかった関

2021冬アニメ感想まとめ

2021冬アニメの感想をランキング形式でまとめています。 <30位> 七つの大罪 憤怒の審判 評価:C+ お気に入りキャラ:ディアンヌ ※全話視聴後に執筆予定 <29位> 蜘蛛ですが、なにか?評価:B- お気に入りキャラ:ソフィア・ケレン (厳密には虫ではないが)蜘蛛に転生してしまうという設定はカフカの『変身』を彷彿とさせるが、その不条理さが「私」の後ろ向きなりに前向きな性格とコミカルなキャラデザで中和され、特に悲壮感は感じさせないエンタメ作品に仕上がっている。た

2020秋アニメ感想まとめ

2020秋アニメの感想をランキング形式でまとめています。 <29位> 魔王城でおやすみ評価:B お気に入りキャラ:さっきゅん 人質として魔王城に囚われの身となったスヤリス姫が安眠を求めてドタバタと騒動を巻き起こすというどう考えても読み切りが限界としか思えない内容にもかかわらず、週刊誌で長期連載作品となっている事実にまず驚きを禁じ得ない。週刊連載の何話分がアニメ1話の分量に当たるのかは定かでないが、本作品の安眠ネタを絞り出すことに毎週頭を使っていたら自分はひと月と持たずパ