息子の怪我にオモウコト⑧

4月から小3になった息子。
学校生活はと言えば
クラス替えはなく担任の先生が変わり
慣れるのに大変な時期。

サッカーはと言えば
カテゴリーがU-8からU-10に上がり
よりチームとしてというところに力が入っていき
こちらもまた慣れるのに大変な時期。
それでも楽しそう。

そんな中、何だか足の調子がおかしい。
違和感。
シーバー病や単純性股関節炎とは違う…
痛みを感じているのは息子なのだけれど
見ている私も「なんか」おかしいと感じた週末。

日曜日は練習にも参加したが
やっぱりいつもにまして走れない。
でも、足を引きずるような感じもなく
楽しそうにやっている…

練習は休ませるべきだったのか



今朝、痛みのあまりなかなか立ち上がれなかった息子。
半べそかきながら学校の準備をして
車で送っていく。

昨日無理させてしまったのか。
無理矢理にでも休ませるべきだったのか。
練習に行くも休むも息子の判断に任せているが
大人が判断するべきだったのか。

そんな思いがぐるぐる巡る。


学校も仕事も早く切り上げ
病院へ向かう。

いつも優しい笑顔で迎えてくれる先生
「やっぱり痛み出てきちゃったか」
とまずは息子の気持ちを受け止め、診察。

右の太ももの裏
左膝

やっぱり痛みが出るようだ。
まずは右の太ももの裏。
足をもちあげて
「あ、もしかしたら肉離れかもしれないな」

…肉離れ?
それって子どもでもなるの?
え?筋肉痛と何が違うの?
とぐるぐるしてるうちに
エコー画面を見ながら説明が始まる。
いや、、よくわからないけど
筋肉って霜降り肉なんだなって思考回路がおかしくなる始末。


「膝に関してはレントゲン撮りましょう。オスグットかもしれない」


この瞬間が私たち親子は苦手だ。
レントゲンをとっていい診断だったことがない。
練習は?試合は?
また我慢の日々?

いろんな思いが全身を駆け巡って
なんとも言えない時間を過ごす。

そして再度呼ばれて結果を知るとき、
先生の雰囲気で分かってしまうのだ。

「太ももはね、肉離れ。でも軽いからそこまで気にしなくて大丈夫だよ。
膝はね、ちょっと早いけどオスグットの本当に初期なのかもしれない。これからの経過をみながらだね。」
「練習も痛くなきゃ参加してOK。でも痛かったらすぐやめるんだよ。見ることも練習。」


息子を見ると一安心したような
でも、また我慢しなきゃいけないのかもしれないのかと落胆したような
複雑な表情。


頑張りたい気持ちに身体がついてこない現状。
その中で、出来ることを模索する日々。
息子の気持ちが第一だ。
一番苦しかったりもどかしかったりするのは息子だ。

可哀想だとかそんなんじゃない。
乗り越えて強くなれ!と心から思う。

けれど、その前に私の判断が息子を苦しめる原因になっていなかったのか
永遠に悩むのだ。

息子と話し合って息子の意思を尊重する
痛みの程度は本人しか分からないから本人の話や様子をよく見る。
そう決めてきたのは私であって
それが悪化させる原因になっていないだろうかと立ち止まる。

全て
たらればだ。

あの日休ませていたら
もっとケア出来ていれば…


うじうじしてても仕方ない。
前を見るしかないんだ。



※オスグットとは
オスグッド病とは、膝の下の骨(脛骨結節:けいこつけっせつ)が盛り上がり、痛みが出る病気です。医学的には“オスグッド・シュラッター病”と呼ばれます。オスグッド病は膝に負担がかかるスポーツをしすぎることで発症します。主に膝に負荷のかかるサッカーやバスケットボールなどのスポーツがきっかけになるといわれています。特に骨の成長が早い発育期の子どもは、その周りにある筋肉や腱の成長スピードと合わずバランスが悪くなってしまうため、発症しやすいと考えられます。

↑筋肉とか骨とか見すぎてマニアになりつつある。

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