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妊活|何かを育てることのすすめ

不妊治療4年目のまみです。
不妊治療って希望なんて見えないし、ストレスがたまる。
ストレスがたまる環境が良くないと思っていても、そこから抜け出すことは難しい。
そしてどんどん悪循環に陥っていく。

そんな負の連鎖から抜け出すために、「何かを育てる」ことをお勧めする。今回は我が家が犬を飼って救われた経験をまとめてみる。

我が家の愛犬。ぱんくん。きゃわ。


 我が家は犬だったが、生きているものならなんでもいいと思う。猫でもハムスターでも、メダカでも、観葉植物でも。あなたの生活スタイルにあうものを選んでほしい。

では以下に、生き物を育てることでめちゃくちゃ感じているメリットと、少ないけれど確実に発生するデメリットをあげていく。

【メリット①】生活に変化がある

  結婚式、新婚旅行とライフイベントをこなしてきて、突然ぶち当たるのが《不妊治療の壁》である。
 「そろそろ子どもがほしいな~」と思って情事を致しても、病院に通っても授からない。その生活の停滞感たるや、すさまじい。
 次のライフイベントが発生しない、暗い、もどかしい生活の中で、命のあるものを家に迎えるというイベントは希望に満ちたものである。
よくも悪くも、生活に変化が起こる。

【メリット②】成長を感じることができる

 不妊治療で私が辛かったのは「妊娠」という次のステージに進めない停滞感である。周りの友人は子どもを妊娠・出産し母親として頑張っているのに、私は何も変われない。どんどん卑屈になり、成長どころか後退しているように感じた。
 けれど、生き物はどんどん成長していく。卑屈になっている自分にプラスのエネルギーをくれる
 「だから私もがんばろう」なんて、単純に前向きな気持ちになれるわけではないけれど、ほっとする・心があたたかくなる瞬間が増える。

【メリット③】夫婦のコミュニケーションが良好になる

 このメリットはめちゃくちゃ大きい。
 初めから不妊治療に協力的は夫は少ない。もしあなたのご主人がそうなのだとしたら、とても幸せなことだと思う。我が家は不妊治療に関する知識量と温度感に夫婦間でかなりの差があった。例に漏れることなく、夫婦の関係は最悪になった。
本気で離婚しようと思って3カ月くらい真剣に話し合ったこともある。
そんな最悪の環境の中でも毎日家に帰っていたのは、愛犬に会いたいが故だったと思う。犬なので散歩に行ったり、ご飯をあげたりと夫婦間での事務連絡も必要で。
愛犬がいなかったら、会話もなくなり本当に離婚していたと思う。(本当だよ。)
 ネガティブなことを書いてしまったが、かわいいペットがいると夫婦の会話は弾む!これは断言できる。かわいい仕草をしている写真が取れたりしたら、誰かと共有したくなっちゃうもんね。
 観葉植物でも「葉っぱが増えてきたよ~」とか「最近元気ないんよ」とか、会話のネタは増えるはず。

【メリット④】癒される

 これは言わずもがなである。
 私の帰りを待ってくれている愛犬の姿を想像すると、仕事も頑張ろうと思える。実際はただ寝ているだけで忠犬ハチ公みたいなのは存在しないのだが、想像するのは自由である。
 愛くるしい表情や、布団に入り込んできて体にピタッとくっついて寝息をたてている様子なんかは癒しそのものである。
 「ああ、私の心に足りていなかったのはこれなのだ。」とあなたも実感すること間違いなし。

へそ天。きゃわ。

【メリット⑤】自分の限界を知ることができる

 よしもとばななの『キッチン』にこんな一節がある。

 本当にひとり立ちしたい人はさ、何かをそだてるといいのよね。子どもとかさ、鉢植えとかね。そうすると、自分の限界がわかるのよ。そこからが始まりなのよ。 

 本当にそうだった。犬を育てるまで、子育てなんて余裕でできるという謎の自信があったが、みごとに打ち砕かれた。
 散歩に行けない日もあるし、お水を入れ忘れて出かけそうになることもある。ちょっとしたことにイラっとしてしまうことも多い。私の限界は思っていたよりだいぶ狭かった。
自分の限界を知ったからこそ、「ごめんね」と謙虚な気持ちをもって接することができる

【メリット⑥】期待しないマインドを持てる


 何かを育てるって思い通りにはいかない。
 おトイレのしつけは連日カーペットに用を足されて絶望したし、お気に入りのソファもぼろぼろにされた。「なんでそうなるの!!」の連続だった。最初は本当に悲しかったし、たくさん叱ってしまったけれど、今では「しょうがないか、犬だしな」と思えるようになった。
 この体験をせずに子育てを始めていたら、わたしはめちゃくちゃ嫌な母親になっていたと思う。相手に期待しても、どうしようもないこともあるし、なるようにしかならないと悟ることができた。

【デメリット①】生活に変化がある

 生活に変化があることはメリットでもあるが、デメリットでもある。
 ストレスはマイナスのイメージがると思うが、結婚や転居、進学などのプラスのことでも環境に変化があることはすべてストレス因なのである。
 観葉植物を迎える場合はストレスは少ないと思うが、動物を迎える場合は覚悟しておいた方が良い。我が家も散歩の習慣ま身につくまではしんどかったし、吠える、家具をかまれるなど、涙を流したことも多い。

【デメリット②】世話をする手間がいる

 これも言わずもがなである。生きているものを世話するのは大変だし、責任を伴う。おトイレの交換や、散歩、ごはんなど、手間はかかる。

 でも数あるメリットを考えたら、手間だな~と思うことはない。
改めて書き出してみると与えてくれているものの方が多いと実感した。


以上、何かを育てることのすすめでした!
妊活をする中で行き詰まり感や絶望を感じている方がいたら、参考になれば幸いです。

犬を飼ったら授かったよ~みたいなブログも読んだことがあるけれど、我が家はそんなことはなかったので、期待しすぎには注意!

5ヶ月で迎えたぱんくんも、今ではもう3歳6ヶ月です。

ほんじゃ、またね~!

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