3月に思うこと

3月になって、急に気温が上がって、ぐっと春が近づいてきたと感じる。寒い冬が終わる。どんどん日が長くなって陽射しが痛くなる。
私は春夏より秋冬が好き。
だから、ちょっと大好きな季節が過ぎていくことに寂しさも感じる。
そういえば、3月はいろいろと節目の季節だ。

3月1日、就職活動の解禁日だそうで、リクルートスーツの子がたくさんいた。
でも、みんなおんなじスーツにおんなじコート、カバン、靴、髪型、メイクで区別がつかない。確かに大学生のころ同じように就職活動したけれど、私はすぐにリタイアしたっけな。働くことの意味が分からなくなっていった。

3月になって、ようやく父のお墓参りに行けた。
1・2月は都合がつかなくて行けなかったから、やっと行けた。
何となくだけど、お墓参りに行くと気持ちが落ち着く。
毎日仏壇に手を合わせてはいるけれど、お墓に行くのとはちょっと違うのだ。

3月は兄の誕生日があって、父の誕生日がある。甥っ子の誕生日も。
そして父の誕生日は私の大切な友達の命日でもある。
今年は3回忌法要の年。
まだ、居ないことに慣れていなくて思い出しては勝手に涙が流れるときがまだある。
毎年、何かしら喪服を着る機会があって、大切なお別れをしなくてはならなくて。でも、別れはいつも突然すぎて、その中でもやっぱり未だに気持ちの整理がつかないままでいる大切な友達。
大切な人の死は、残された人の人生を変えてしまうことがある。
身近な人の死であればあるほどに、苦しくて予想もしない方向に向かってしまうことがある。
こじれてしまった関係は時間をかけてほどくことが必要で、いつかちゃんとほどけることを願っている。

3月こそは、カメラをもって外に出よう。
グループ展のためではあるけど、もうカメラを4か月ほど触っていない。
カメラをもって歩くと、気づけなかったことに気づけることがある。
私は感覚でシャッターを切る。
この瞬間と思ってシャッターを切る。
久しぶりに自分の感覚を研ぎ澄ませに行こう。

そして、3月は走り出そう。
毎年恒例の10キロマラソンのエントリーをした。当選するかはまだわからないけど。そろそろ準備をしていこう。
にわか巨人ファンの私、原さんが監督時代に「しっかりと汗をかいて準備をして臨むということ。」とおっしゃっていた。この言葉がとても大好きで、そこから準備をすることが、どれだけ大切かを知った。
準備はしすぎるということはないけれど、準備をしていて後悔することもなくて準備をした分だけ、自分に余裕を持たせてくれる。

さぁ、3月もめいっぱい生きよう

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